PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 739
 741
の最後へ

媚薬の罠 741

「うん、珠理の家はおかあさんいないから、貴哉くんも心配だよね」
「そうなんだよ、山口にも、何も連絡ない?」

すごく調子悪いの、ごめんね

という昨日の夜の珠理からのLINEの返信を山口詠美は、貴哉に見せた。

「貴哉くんには返信ないの?」
「……うん」
「もしかして、貴哉くん、珠理に嫌われるようなことした?」
「してない……と思う」
「ふぅん、そうなのね」

山口詠美は微笑を浮かべて、貴哉の顔をじっと見つめた。

「貴哉くん、今から一緒に、珠理に会いに行ってみる?」

榊原貴哉(さかきばらたかや)は、山口詠美が珠理を心配してるだけだと思っていた。
珠理の家では、原田亮がふたりを待っているとも知らずに。

榊原貴哉が珠理を見舞いに行った翌日、山口詠美は珠理の様子が気になり、原田家に訪問していた。

「玄関の鍵、開けっぱなしだし。無用心だなぁ、まったく。珠理は、部屋で寝てるのかしら?」

幼なじみで、珠理が小学生の頃から父親が夜に帰宅するまで家に一人ぼっちなのを山口詠美は知っている。
たまに夕食を珠理と一緒に食べたりしていた。榊原貴哉と珠理がつきあい始めてからは、訪問していい日か珠理に学校で確認して行くことにしていた。
詠美が鍵をチェーンロックまでかけた。
詠美自身が意識が朦朧としたまま玄関から逃げ出す時、自分でかけたロックが開けられず逃げそびれるとは思わずに。

「ああ、詠美ちゃんか、いらっしゃい」
「あっ、おじさんいたんですね。すいません、勝手に上がっちゃいました」
「詠美ちゃんなら、別にかまわないさ。悪いね、珠理はまだ熱があって、さっき眠ったところだよ。珈琲でいいかな?」
「そうなんですね。タイミング悪かったかも。ありがとうございます、いただきます」

ミルクと砂糖をたっぷり入れて詠美が飲むのを原田亮は知っている。そして、チョコレートも好きなことも。チョコチップ入りクッキーを小皿に乗せて出されて詠美は疑うことなく、珈琲を飲み、クッキーを食べた。

(あれ、なんか……すごく眠い……なんで?)

詠美が立ち上がり、ひどいめまいを感じた。ふらつきながら詠美が帰ろうとするのを、原田亮はすぐに捕まえずにながめていた。
玄関で靴もはかずに詠美が逃げようとして、チェーンロックがうまく外せずにもたついている。
そのあいだに、原田亮は舌の上にペーパー・アシッドの小さなシートを乗せて、唾液をまぶしながらゆっくりと近づいた。

「むぐっ、ん〜っ、んんんっ!」

強引に唇を奪われた詠美は、原田亮の唾液を流し込まれて、唇の端から垂れ流しながら、抱きついてきた体から逃れようと抵抗する。手で必死に原田亮の体を、押し退けようとしていた。
しかし、ドラッグと睡眠薬の同時服用のせいで意識が遠くなり、詠美の細い腕の力が抜けていった。詠美の体が原田亮にもたれかる。

原田亮のパソコンに、詠美調教記録のフォルダが追加された。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す