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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 704

「はぁあぁぁん!!気持ちいいぃぃ!!こんなの無理ぃ、無理いぃ!!」
女が悲鳴のような甲高い嬌声を上げる。
下の男は、女が腰をくねらせると、うめき声を洩らし突き上げを止めた。
女は泣きながら、小刻みに身を震わせていた。
どこかのラブホテルで撮影された映像らしかった。
裏物の無修正のDVDを、男が泣きながら、個室ビデオ店で見ている。
「……響子」
男は丸刈りで頬はひどく削げていた。だが泣いている充血した目だけは、ギラギラと生気が滾っていた。
男が下半身だけ丸出しで、勃起したぺニスを扱いた。しかし、射精はしない。

ヤクザの暮らすマンションの5階のベランダのガラスを殴りつける。
殴った。また、殴った。
ガラスが割れ、残った部分が引き抜いた男の腕を裂いた。
ヤクザは寝室にいた。背中に不動明王、右腕に蛇のタトゥー。
裏物無修正DVDで、響子に膣内射精をしていた男だった。
寝室で物音を聞いたヤクザは、隣で怯えているシャブを打たせた女をどけて、物音のした隣の部屋に向かった。
部屋の電灯を点けて、黒鞘の匕首、いわゆる、ドスをヤクザの男が抜いた。
「てめえが、菊地や長谷部を殺ったんだな。次は俺かっ!」
侵入者のひどく痩せた丸主頭の男は、答えなかった。ただ睨みつけている血走っている目だけが、異様にギラギラとしている。
(シャブでもきまってるのか?)
ドスを握った島崎は、そのまま体ごとぶつけるように突進した。
島崎が侵入者から後退りした。
ドスの白刃の部分は、ほとんど侵入者の腹に埋まっていた。突き刺さって、そこから生えているかのようだった。
島崎は侵入者の腹を刺し、抜いてさらに刺すつもりだった。
ドスは刺さったまま、抜くことができなかった。
「ひぃっ!」
島崎が悲鳴を上げた。
侵入者が唇をひきつらせたように、ニイッと笑ったからだった。
丸刈りの男が島崎につかみかかった。
島崎の顔をつかみ、親指を両目にぐちゅりと躊躇なく押し込んだ。引き抜かれた親指は、根元まで血塗れだった。
島崎は声を上げることはできなかった。
ひどく痩せた男が、島崎の喉笛に喰い破ったからだった。
噴き出した血が、男の丸刈りの頭と頬の削げた顔を血塗れにした。
男が背後に飛び退いた。
ひゅうひゅうと島崎が声を失い音を立てながら、矢崎が崩れるように倒れた。
ペッと床に肉片とあまりに強い力で噛んだためか、男の白い歯が血に染まって吐き捨てられた。
物音が止んだので、寝室から島崎を心配して覗きに来た女は、惨状を見て、尻をぺたりと床について座りこんだ。
小便を漏らした。小便と血の臭気が混ざり合った。
ヤクザの住むマンションの壁の配管をつかみ途中まで降りていた男が、どさりと背中からアスファルトの上に落ちた。
腹にはドスが刺さったままだった。
男が転んだのと変わらないように起き上がった。腕の骨が折れ、ひしゃげて、ありえない向きに曲がっていた。
「あなた、蛇の血で式神を飲んだのね」
男は呼びかけられて、振り向いた。
島崎に見せた笑みを、暗がりから現れた若い女に向けた。
「気が済んだなら、もう逝きなさい」

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