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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 71

「すごい、スパイ映画みたい」
別荘に帰った隆史から、中島玲香が隆史から元公安捜査官の浮気調査の手口を聞いて言った。
盗撮、盗聴、ハッキングしたパソコンからのデータの無断コピーなどなど。
隆史ですらえげつないと思う手口で、本条恵美は依頼された浮気調査を完璧にこなした。
裏では宗教団体〈天満教〉の信者を取り込んでいる〈新天満教〉だが、女性のための保護団体NPOサポートセンターとしての活動を行っている。
倉持志織は保護している女性たちのなかにも、生活保護費を受給しつつ、普段はギャンブルや飲酒など好きなことをして働かずに、センターや福祉事務所の担当員に内緒で、たとえば同居していない恋人にも生活の援助費をたかっているなど、不労所得を得て暮らしている人がいるのを気にかけていた。
DVやストーキングなとで本当に困って身ひとつで保護を求めてきた人たちと、生活費をサポートセンターのサービスを利用してたかりに来る詐欺師たちを判別するために、疑わしい人たちに対する調査依頼を本条恵美に出した。
すると、生活保護費の不正受給やサポートセンターから得た物品の横流しなどが判明した人もいた。
「隆史さんからの資金援助や信者の方からの寄付金がなければ、私も生活保護を申請しなければならない状況だったかもしれませんが、あきらかにここは甘いと狙ってたかりにくる詐欺師がいます。どうしたらいいでしょう?」
倉持志織と本条恵美に相談された隆史も考えこんだ。
「保護で品物を渡したらネットで転売するのは、防ぎようがない。修道院や寺みたいな保護施設を作って住まわせても、住居があることになるから生活保護費が出なくなる。新しく人を受け入れるためには、前にいる人が出ていかないと空きができない。宗教団体よりもむずかしいかな」
「そうなんですよ。隆史様の資金を無駄使いしているみたいで、困りました」
今は隆史の別荘で暮らしている中島玲香は女子高生だが、援助交際グループを作って稼いだ。
元AV女優の吉川愛海は愛人契約で五人から貢がせて大金を集めた。
サポートセンターからもらったものを転売してどれほど儲かるのかは隆史にはわからないが、よくみんなあれこれと思いつくもんだと感心していた。
「生活保護で家賃は補助されているだろう?」
「生活保護費が総額10万円だったとして、そこから家賃の金額が引かれ、残りが生活費として振り込みされているようです」
「それとは別の収入があると、その分だけ生活保護費から返還を求められる。とりあえず、それをサポートセンターの職員のふりをして話を聞いてみることにする」
サポートセンターからの紹介で生活保護の申請を出しているが、本条恵美が調べた物品転売の証拠を持って隆史はバツイチの女性、阿部美紀に会いに行った。
「これが福祉課の職員にバレたら、返還を求められます。こちらといたしましても、それなりに対応するしかありません」
「このことは内緒にしてもらえませんか?」
「そうですね、今後は転売はしないと約束してもらうのが前提ですが、あとは、あなたしだいですね」
隆史は1DKのアパートで生活保護を受けて暮らしている阿部美枝を犯すことにした。
倉持志織は、阿部美紀の転売の件は隆史に一切を任せることで同意した。

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