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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 699

常識的に考えれば、隆史が人妻に手をつけて振られた。だが、谷崎麗という女性に慰めてもらって帰ってきたということになる。
隆史をふって、夫の愛人だった松澤梓を選んだというのも、中島玲香には胸がざわめく話だった。
隆史が留守の間、中島玲香と氷川奏はお互いを慰めあっているレズビアンの関係だからである。
「松澤梓という女性には、手を出さなかったのですか?」
氷川奏が、中島玲香も気になっていたことを隆史に質問した。
松澤梓は美人だが、父親から性的虐待を受けて、母親はその当てつけのように自殺したこともあり、男性とのセックスは苦手になっていた。
高坂貞人の趣味は、じっとしていたり、眠っている相手とばかり交わるものだったので、松澤梓はかろうじて性交渉を持っていた。
高坂美和と関係を持ったことで、レズビアンとして目覚めることになった。
「過去を思い出すだけで、つらくてトイレで吐いてた」
中島玲香は、父親を拒絶したら避けられたが、犯されていたらと想像して、鳥肌が立った。
「それで手を出さなかったのですね」
「うん。でも、高坂美和とくっつくとは思わなかった」
中島玲香は、ため息をついた。
松澤梓、高坂美和の二人は過去を受け入れて、家族になることを決めて、達也の二人のママになった。
(隆史さんが、二人に手を出していたら達也くんのパパになっちゃうところだったってことよね)
「奏、倉庫から回復ポーションを6本持ってきて」
「かしこまりました」
奏が退室すると、隆史がソファーから起き上がり中島玲香に「おいで」と両手を広げた。
隆史の胸に飛び込むように玲香は抱きついて、隆史は頬をすり寄せた。
(隆史さんや奏さんに子供の頃、甘えられなかった分だけ甘えちゃってるだけかもしれないけど)
隆史が背中や頭をそっと撫でていると、氷川奏が回復ポーションを銀のトレイにのせて運んできて、テーブルに置いた。
「隆史様、谷崎麗さんには飲ませて、自分は飲まなかったのですか?」
「うん。もう少し多めに持って行けばよかったんだけど。奏、飲ませて」
(隆史様はいつも自分のことは後回し)
氷川奏がガラスの小瓶の蓋を開け、くいっと回復ポーションを口に含むと、目を閉じて待っている隆史に唇を重ねた。
口移しで隆史は回復ポーションを飲ませてもらいながら、手は中島玲香の華奢な体を撫で回している。
「ふぅ……ふたりも疲れてたら飲んで」
「隆史さん、飲ませて〜」
中島玲香が甘えた声でいってみた。
「おーい、奏、手が離せないから、もう一回頼むよ」
奏が口移しで隆史の口に回復ポーションを含ませ、中島玲香が隆史の膝の上に乗って、向かい合うと唇を重ねた。
こくこくと小さく玲香の喉か鳴る。
隆史はそのまま舌を入れて、玲香の口の中で舌を絡ませてきた。

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