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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 695

マカオ警察はトランクに詰められたバラバラ死体を発見した。死体は腐乱しており身元の確認は難しい状態にあるが、警察は香港マフィアの張経文(ヂャンジンウェン)の可能性が高いと発表した。死体が発見されたのはマカオのあるレンタルオフィス。清掃スタッフが腐臭を放つトランクを発見した。中にはビニール袋5袋にバラバラ死体が入っていた。頭部、両手両足、胴体など計7個に分割された残忍な犯行である。すでに腐爛していることから身元の確認は難しい状態だが、オフィスレンタル会社に張経文殺しの容疑者が含まれていたことから、警察は死体が張のものではないかとの見方を強めている。DNA鑑定による身元確認が進められている。
遺体が張のものとすると、事件の発端は3年のこと、張は地下カジノで遊び、一晩で500万元(約7000万円)もの借金を作る大負けをした。マフィア仲間の馬辰(マーチェン)に金を借りたが、張は博打の負けはだまされたものと主張し、借金の返済を拒んでいた。今年、馬は張と話し合いを持ち借金を返すように求めたが、張は再び返済を拒否。馬側の手下はナイフを張に突き刺し重傷を負わせた。その後4ヶ月もの間、張は行方がわからないままになっていた。
遺体のあったマカオのレンタルオフィスには、馬辰の「張を刺してやった」と自首してきた手下とその仲間が、社員となっていた。
香港の混乱の中、高坂貞人は香港マフィアに潜り込むために、カズキの情報を、ロシアの武器商人ザハールに売ることにした。
ロシアから香港に潜入しているミロスラーヴァは、141の娼婦にしては、見事な体つきと、美貌を持つ女性であった。
高坂貞人はハッカーで香港の銀行の「ルカ・カズキエヴィチ・ヴォルコフ」名義の口座から〈ミヤハラキヨシ〉という日本人が不正に金を自分の口座に送金しているのに気づいたが〈ミヤハラキヨシ〉によって、妻や子供、愛人まで拉致されて、身の危険を感じたので、日本から逃げてきたとミロスラーヴァに話した。
カズキが〈ミヤハラキヨシ〉の名義の口座に不正な方法ではなく、送金手続きをして入金していたのだが、高坂貞人はこの偽情報で、横領システムの情報を監視していた相手が、カズキの香港の口座から金を引き出そうとしても、妨害してやるつもりだった。
高坂貞人の情報から、ミロスラーヴァが日本の銀行からの取引情報を香港の銀行に「ヴォルコフ家からの依頼」と弁護士権限とロシア警察権限で確認を取ってみようとしたが、日本の銀行は取引を檜垣隆史から言われて中止した時に、取引情報を抹消していた。
香港の銀行は送金の情報はあるが、日本の銀行側から入金された情報が得られずに、また〈ミヤハラキヨシ〉の口座が存在しないという情報から、高坂貞人の言っていることが正しいと判断した。
高坂貞人と、カズキを慕うゲイの女装子の水野真で〈ミヤハラキヨシ〉の口座を解約した。本物の宮原清は、戸籍をカズキに売り失踪中であるのも承知で、高坂貞人は、武器商人ザハールを騙す賭けに出た。
高坂貞人はカズキの正体、ロシアの武器商人の御曹司であることを、実はフランス人のゲイの化学者アルベール・レノから聞いて知っていたのである。
帰国する前にカズキの秘密を知りたければ、日本の最後の思い出に抱かれてくれないか、とアルベール・レノから誘われて、高坂貞人はアルベール・レノと一夜限りの関係を持った。
その時に渡された〈媚薬の涙〉の錠剤は10錠だったが、今回の逃亡の旅で、高坂貞人はうまく国外に持ち出すことに成功していた。
丸鷹商事社長の佐倉花凛の、膣内と肛門にコンドームに入れて、日本の空港と香港空港の検閲を通過させたのである。

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