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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 685



当時、バイヤーのガズキが、高坂貞人とヴォルコフ家の御曹司であることに気づいていた人物がいる。
フランス人の化学者アルベール・レノである。フランスのドラッグ密売組織とロシアの武器商人の一族にはつながりがあった。
この三人が手を組んで、バイヤーのガズキという存在が成立していた。
アルベール・レノがフランスの組織からヤクザに、ドラッグを流す時の交渉役を任されていた。
アルベール・レノは、イルミネーション用ドラッグの開発のために、高坂貞人を被験者として実験をしていた。
またフランスの密売組織からは、ロシアのヴォルコフ家の御曹司に、協力し援助するように命じられていた。
アルベール・レノが、ルカにドラッグを流す。高坂貞人とルカはそのドラッグを使い金を稼ぐ。
この関係が崩れたのは、フランスの密売組織が、ヤクザとの取引を中止したことの影響であった。
この時のヤクザとフランスの密売組織のトラブルに巻き込まれ、本条恵美の夫、捜査官の本条正和が殉職している。
アルベール・レノは〈天使の涙〉の情報を手土産にフランスに帰国した。
フランスの密売組織と関係があったヤクザを潰すために、資金源となる売人の一斉摘発が行われ、ルカは日本から逃亡しなければならなかった。
高坂貞人は中堅企業の丸鷹商事に入社して、地味で目立たない生活を心がけながら、ルカが日本に戻るのを待つことになった。
日本の上層部は、ヴォルコフ家の御曹司が日本に滞在していることやバイヤーのガズキ=ルカということをどうやって知ったのか。
フランスのドラッグ密売組織へ、ザハールは、ルカがどのように日本で暮らしているのか金を払って報告させていた。
ところが、アルベール・レノがフランスのドラッグ密売組織への連絡を断ち〈天使の涙〉を完成させ、フランスに帰国するまでの期間、情報がロシアへ届かなくなった。フランスのドラッグ密売組織そのものが日本のヤクザとの取引を中止したので、ザハールは他の方法でルカについて情報を集めようとした。
日本にはすでに核兵器がある。日本にある米軍基地に配備されているという意味ではない。
核兵器は、海上自衛隊の船に積まれている。戦艦の迎撃ミサイルの中に核を搭載している。これは日本で自主開発されたものではない。核実験か日本ではうまく行えないという事情もある。
これは、ロシアの武器商人ザハールからのプレゼントである。
いざとなったら、日本も核兵器を使用できるという中国、北朝鮮、韓国などに対するブラブとして、積まれている。
日本も核兵器を持つべきてはないか、という内容を国会などで議論をしようとすると、それはまずいと事前にストップがかけられる。
それはすでに、こっそり装備されているというという裏事情だけてはない、別の裏事情につながってくるからである。
1964年、中国が核兵器を持った時に日本とドイツも、核を持ちたいと国連に伝えている。その時の内閣総理大臣と防衛大臣は、池田勇人と佐藤栄作である。
池田勇人の時の、科学技術庁長官は中曽根康宏で、中曽根康宏はのちに内閣総理大臣となって、日本に核施設もふくめ導入を進めた人物である。佐藤栄作の時の防衛庁長官は、小泉純也。この小泉純也の息子である小泉純一郎は、内閣総理大臣となっている。この政党が日本の政権を握ってきて歴史がある。
核兵器は民衆に公式発表せず、こっそり装備済みだが、

国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

という憲法があるので、この憲法を改憲したい主流の政党と、反対している野党という対立で、議論は膠着している。
あくまで他国へな抑止力としての装備にとどまっているが、改憲後に核兵器をさらに増やしたいと考えている政治家たちは、ロシアの武器商人ザハールから、カズキと日本で偽名を使っている孫をよろしく頼む、と連絡を受けて、ルカ=バイヤーのガズキ、という情報を入手した。

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