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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 682

カズキは彼女の環奈をくれたら、カズキから借りている借金を帳消しにするだけでなく、街金から借りている借金を半分だけ払ってくれると言われ、バーテンはこの話に乗ってしまった。
環奈が赤城准教授とセックスした日は、昼前に帰ってきた。環奈はふらふらになっていて、服も脱がないでベッドに倒れこんで眠っていた。
ドラッグで興奮しすぎて疲れているのに眠れないからと、カズキから睡眠薬をもらっているのだろう。
カズキの睡眠薬は少量で良く効く。
バーテンも客にチップと睡眠薬をもらえば、お目当ての女性客のカクテルに仕込んでやることがある。
チップを渡してきた客は、半分眠ったような女性客をお持ち帰りする。
一服盛られた女性客がしぱらくすると、またお持ち帰りされるのを期待しているのか、一人で店にやってくる。
カズキから睡眠薬を買った客は、気になる女性客を見つけると、バーテンに頼んでくる。
「あの子、だれ?」
CLUB Lemon のキャバ嬢のみさき、と赤城准教授に教えると、店の隅で待機しているカズキに相談して、睡眠薬を買ってカウンター席に戻ってきた。
もう、赤城准教授は、環奈の体には飽きたのかもしれない。
(性病にかかって、チンコから膿出ろ)
バーテンは赤城准教授のために、睡眠薬入りカクテル、みさきの好きなブルーパシフィックをチョイスしてやった。
バーテンはみさきのテーブルにカクテルをそっと置いて「あちらのお客様からです」と、ほろ酔いのみさきに赤城准教授のほうを向いて教えてやった。
みさきはブルーパシフィックをひとくち飲んで、赤城准教授に、にっこりと営業用の微笑みを浮かべた。
バーテンは環奈が金回りのいい赤城准教授とできて、ギャンブル依存の自分なんかあっさり捨てて、出て行ってくれたらいいと思っていた。
ドラッグの効果が切れて、眠っていないと、一気にネガティブな感情がこみ上げてきてしまい、ただベッドで身を丸めて泣いて動けなくなった環奈を、バーテンは一緒に暮らして見ている。
やりきれない思いに耐えきれず、バーテンは一度店から出て、煙草を一服して店に戻った。

スイスのヴォルコフ家の別荘から日本に来て、カズキはバイヤーをしながら、これからどうやって生きて行こうか、一人で悩んていた。
ヤクザだけてなく、海外のドラッグディーラー組織からドラッグを買っている売人の中で、奴はヤバいと噂になりつつあったが、ドラッグを使って女性たちを堕落させ、カズキの商売道具に仕立て上げたのは、高坂貞人だった。
まだカズキは高坂貞人と恋に落ちておらず、あくまで仕事のパートナーだった。
カズキは、スイスの別荘で侍女たちとさんざん一生分ぐらい愛欲の日々を過ごしてきたと思っていた。
祖父のザハールに凌辱されたが、快楽より精神的苦痛が上回りすぎて悦びを感じてはいなかった。
この頃はカズキと高坂貞人は別々に暮らしていて、仕事以外では干渉しないというのが暗黙のルールになっていた。

少し鬱気味になった頃が、熟れて食べ頃の果実のように、ちょうどいいタイミングだと高坂貞人は知っていた。
環奈はバーテンの彼氏が、闇カジノに出かけている間に、高坂貞人に訪問されて弄ばれていた。
赤城准教授が、他の店のキャバクラ嬢に手を出して、ちょうどエサ切れになり、彼氏のバーテンは泣いて動けなくなっている環奈を、どんなになぐさめても、セックスしても「死にたい」と言い出すので、心配だけと、自然に鬱から抜け出すには、環奈をそっと一人にしておいてたほうがいいと、部屋を空けていた。
「……カズキ様、カズキ様、カズキ様……」
涙を流して同じ言葉をうわごとのように繰り返している環奈の表情は、完全に蕩けて、快楽に溺れている。
環奈のエサのお菓子ではなく、今夜はちょっと豪華なヘロインを与えられた環奈は、高坂貞人を「カズキ様」と呼んでいる。
高坂貞人は自分の正体を、道具に仕立てた女性たちに隠して、バイヤーのカズキだと教え込んでいた。

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