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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 679

エレーナに絵を見せると「これは私よ。この絵はカズキが描いてくれたのに、忘れてしまったの?」と言った。
「ねぇ、この絵を私のお部屋に飾ってもいいかしら?」
「……はい、どうぞ」
本当は嫌だと言いたかったが、ルカは初日から館の女主人とトラブルを起こす気にもなれず、また、この絵を描いた画家について何か知っていそうだったので、あずけておくことにした。
「エレーナ様は旦那様を亡くされた時から、ずっと男性を見ると、旦那様を思い出されてしまわれるのです」
「奥様の旦那様はカズキという方なのですね」
「ええ、そうなのです。なので今まで、この館は女性だけが仕えてきたのです」
(なんで僕は、ここにもらわれてきたんだろう?)
エレーナの部屋に案内してくれたあと、ルカの部屋に案内してくれた侍女ヘルガは「旦那様、長旅お疲れ様でした、何かございましたら、そこの呼び鈴で、私たち侍女をお呼び下さいませ」と頭をさげて部屋を出て行った。
美しい奥様、美しい6人の侍女、かわいらしい双子の侍女見習い。
そして、孤児のルカ。
教会の前におくるみに包まれて、置き去りにされていたと聞かされていた。
医者および画家の守護聖人の聖ルカの祝日に拾われたので、ルカと名づけられたが、教会から養子としてもらわれることが決まったとシスターから聞かされて、ルカは、新しい長い自分の名前を覚えなければならなかった。
13歳で館に来たルカが18歳になった時、大旦那様と侍女たちが呼ぶザハールが訪れて、エレーナはルカの本当の母親であること、侍女たちはザハールがあちこちにいる愛人たちに産ませたザハールの娘たちで、エレーナの腹ちかいの姉妹で、ルカの全員いとこであること、父親は日本人の贋作画家で萩尾一輝であり、連れ去られたエレーナと引きかえに置かれた拳銃で、エレーナや子供ともう会えないと絶望して自殺したこと、すべてを聞かされた。
ザハールに飲まされた酒に睡眠薬を入れられ、目覚めた時には全裸で拘束されていた。
18歳になるまでに侍女たちに性の手ほどきを受け、また夫の死と生まれて乳飲み子のルカを奪われたショックで、ルカを「カズキ」と思い込むエレーナとも、すでに関係を持ったあとだった。
館では、ルカは「カズキ」であることだけを求められてきた。
「これが私の復讐なのだよ、ルカ。赤ん坊だったおまえ殺してしまおうかと思ったが、エレーナが出産したのと同じ年齢まで生かしておいてやったのだ」
ベッドの脚と手首を手錠でつながれたルカは、全裸のザハールに愛撫され、手でしごかれて射精した。
ザハールは、萩尾一輝がザハールの寵愛を裏切って、娘のエレーナを奪って逃げたことをルカに話すと、アナルを犯した。
ルカは身も心も凌辱された。
ザハールは、ルカを抱きしめて「愛している」と囁いた。
悪夢はいつでも生々しい。
「俺の御主人様は、貞人だけだ」
ルカは夜の闇を見つめて、自分の心を確かめるように言葉を吐き出した。



環奈(かんな)は餌を1個、舌の上に乗せてやると溶けきるまで口の中で転がしながら、おしゃぶりしてくれた。
「環奈の餌には、THC、テトラヒドロカンナビノールっていう成分のが入ってるから、あんたは食うなよ。CBD、カンナビジオールの成分のも1/3で入ってる。欲しがっても1個ずつしか食わすな」
キマって機嫌がいいのか、それともプラシーボ効果で機嫌がいいのかは、よくわからない。
「あ〜、いいよ、環奈ちゃん。おじさんのも、キャンディと一緒に飲んじゃて!」
環奈のエサは、指でつまめるサイズの、小さな熊の顔にデザインされたグミキャンディ。
色はピンク、水色、黄色、エメラルドグリーン、白、オレンジの、6種類がある。

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