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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 673

運転免許を一度更新しており、その住所を確認すると、空き家のアパートの部屋に、無断で住所登録されたものだった。また車庫証明も、いわゆる車庫飛ばしで、住所を移して取得されている。
その後、紛失時の再発行が一度されている。その時に顔写真の変更がされていると推測できる。職務質問や事故の現場検証時などに警察官が行う、免許証のナンバー照会には引っかかっていない。
カズキは、検問などの職務質問対策に、宮原清名義ではない運転免許証を、別に所持しているとも考えられる。
カズキが宮原清から、車を業者を介入せずに買い取り、名義変更などをしないで使用していると考えられる。
盗難届けは出されていない。また偽造ナンバープレートへのつけ替え、いわゆる天ぷらナンバーではない点からも、カズキ=宮原清と決めつけるには、あまりに確証が足りないと、本条恵美は主張したが受け入れられなかった。
上層部は、バイヤーのカズキに関して、犯罪者と理解できていないようだと感じた。
恵美からめずらしく愚痴を聞いた隆史は「気持ちが落ち着かないと、いい考えも浮かばないよ」と、キスをしてから〈神眼〉で眠らせて事務所に戻ってきた。

「ルカ・カズキエヴィチ・ヴォルコフ」
徐麗花は、バイヤーのカズキが、日本人の父親とロシア人の母親の間に生まれたハーフなのだと、隆史に教えた。
ヴォルコフ家の、日本人のカズキという名前の父親を持つ、ルカ。
海外の銀行口座の名義は、本当の名前になっていて「ミヤハラキヨシ」は偽名。
「……ふわぁ、おやすみなさい」
達也が隆史や徐麗花の話をがんばって聞いていたが、よくわからないので眠くなり、ソファーでうとうとしていたので、達也を谷崎麗が手を引いて、隆史の膝の上で丸まっているレオを清水真奈美が抱えて、事務所のソファーからベッドへ連れて行った。
「隆史くん、もしも私の知るヴォルコフ家だとすると、ロシアの武器商人の一族ということになるわ。だから、あまり逮捕したくないのかも。精液をどうのこうのというのは、ヂャオダイね」
招待(ヂャオダイ)。
日本語でいうなら、接待である。
「なるほど。恵美が怒って帰ってきたのは、お偉いさんたちが、ロシアの武器商人の接待に、捜査官をピンクコンパニオンのかわりで使おうとしてたからか……捜査官に、取引の裏情報でも聞き出させるつもりなのかな?」

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