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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 672

そのタイミングで、隆史が事務所へ戻ってきた。隆史が恵美の私室へこもって2間ほど経過していた。
「あら、隆史くん、来てたのね?」
「麗花じゃないか、めずらしいな」
「探偵さんは?」
「部屋で休ませてる」
「めぐみ、病気?」
「ちがうよ、達也。恵美は、悲しいことがあって、ちょっと休憩中なだけだよ」

公安、マトリ、警察で、潜入捜査官として任務を遂行中に、ドラッグによって性感覚が過剰に敏感にされて弄ばれた女性たちは、救出されたのち、普通のセックスの快楽では、物足りない気持ちを感じるようになることがある。
ドラッグを使い犯される、いわゆるキメセクの快楽を期待して任務を遂行する。
弄ばれたあと、勝手にくたばるものと置き去りにされて、犯罪者たちが逃げ去ったあとで、回収される。
生きた遺留品として犯された捜査官は回収され、鑑識によって、胎内に残留した精液を鑑定される。
精子の寿命はおよそ5日間。1人の男性が1回の射精(精液3ml)で、約1〜4億匹が放出される。膣内に何人も輪姦で射精されて混ざっていても、精子の遺伝子情報は混ざらない。
犯罪者のDNA情報は、指紋情報と同じように登録されて管理される。
精液から採取されたDNA情報から、以前に犯罪歴がある者であれば、特定の個人が特定される。
組織犯罪の場合には、その中で数人、身元が確認できれば、特定できた犯罪者の身柄を確保して、情報提供と引き換えに証拠不十分の不起訴処分で逃がす司法取引が裏では行われる。
そうして組織の規模や人数、活動内容をつかみ、完全に犯罪者たちよりも有利な布陣で、潰しにかかる。
ところが近年、組織犯罪は減少し、その犯行の時だけ協力し合うだけの解散型の犯行が増加していた。
捜査官の女性を凌辱した実行犯を捕らえて勾留してみても、すでに分け前を分配し、組織は解散しているのだった。
風俗店で経口避妊薬(ピル)を服用している風俗嬢に、客が膣内射精する。その後に支払いをクレジットカードで支払いを済まし退店する。
クレジットカードの個人情報と精液の情報が、性病などにかかっていないか病院で検診時に密かに採取されている。
風俗店利用客が性犯罪を行い、精液の情報から、特定の人物を割り出すことが可能となっている。
犯されることも捜査の一環となっているが、今回バイヤーのカズキと思われる人物の精液を、採取しておきたいので、逮捕は見送るという上層部の決定を聞かれて、本条恵美は探偵事務所に帰ってきたのだった。
捜査官がカズキと接触し、性交渉でカズキの精液を採取後、時効が成立していない性犯罪の被害者女性から採取した情報の一致を証拠に逮捕、起訴に踏み切る。
本条恵美はそう説明されたが、納得できずに帰ってきた。
車のナンバー登録から、持ち主を割り出した結果、カズキは宮原清という人物であることが判明。
宮原清には、近所の小学三年生の女の子を、暮らしていたアパートの部屋に連れ込み、レイプした疑いがかけられた。レイプされた女の子が翌日の夕方に母親に打ち明け、警察に通報した。通報のあった夜、警察官が宮原清の部屋に任意同行を求めに行くと、すでに宮原清は部屋を引き払って、姿を消していた。
正確には、引き払った部屋の合鍵を使用して、空き家となった部屋で、女の子をレイプしたものと判断された。
転出届は出されておらず、失踪中となっている。
被害者の女の子の胎内から、採取した精子のデータは保存されている。

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