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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 663

横領して泣きついてきた社員が、カズキや貞人の約束以上の金額を補填されると思い、自分の口座に約束した金額以上に送金横領しようとしても、送金する金額指定されているので送金できませんとエラー表示が出る。金額を0円で送金しようとした時と、見た目は同じエラー表示である。
一度でも助けられた社員は、横領の事実を握られ言いなりになる。
不倫相手とのはめ撮り動画を社内に流すと脅され、カズキの口座に補填される横領をした社員も、毎月決まった金額を自分の財産が奪われるわけではないので、横領に慣れて振り込みしてくる。
そして、自分の口座に横領しても大丈夫なのではないかと思い、会社の金に手をつけることはかなりある。
助けるかわりに、ドラッグを使ってはめ撮りなどをしてさらに逃がさないようにして、利用できる間は振り込みを続けさせる。
部署が移動になったり、不倫相手と別れたりする前に脅すのもコツだが、何回が自動補填される横領で金を手に入れさせて、その金でカズキの関係している売人からドラッグを買わせるなど、斡旋などもして、売人の売上を助けて恩を売る。ドラッグにはまった社員は、ドラッグを買う金欲しさに、自分の口座にもバレないように横領できるようにしてくれと、甘えてくる。
そしてまた、カズキの口座に横領をさせ続ける。売人と使用者の取引にはカズキは直接関与しないので、どちらが逮捕されても、カズキまで捜索の手はたどりつけない。
こうして、巧妙なハッキングと貞人の作ったシステムによって、ドラッグ転売よりも確実に儲けを増やしていた。
警察に捕まったドラッグ使用者がどうやって売人とつながったのか、ドラッグ使用者の金の入手ルートを隠すために、カズキは売人に使用者からの支払いの金を渡す前に、手なずけた社員たちの間を現金をバケツリレー方式に回させ、さらにドラッグを使用していないが金に困った貧乏人もまぜた。
たまに自腹を切って売人に金を払い、密告して金をマトリや警察に押収させた。
松澤梓もバケツリレーの途中に入れただけである。
持ち逃げした奴は、カズキが売人に自腹を切るかわりに、警察に回していた金を押収させる。持ち逃げした使い込んでいれば、それが売人の協力者とマトリや警察は考える。
売人など知らないと言っても「では、この大金はなんだ?」と聞かれて貧乏人は「お金を受け渡しするだけでお金をもらえるんですけど、大金に目がくらんで持ち逃げしました」と自供するのか、黙りこんで罪をかぶることを選ぶ。
金を次に受け取る役目の者か、自分に金を回してきた者どちらかが、不倫関係や恋愛関係、夫婦など相手をかばう者たちでバケツリレーさせている。
松澤梓が逮捕されたら、貞人のことは自供しない。
貞人は金を引き出すシステムを作った張本人だと捜査上で浮上しないように、金のバケツリレーに加わっていた。
だが、そろそろ言いなりになった美和を貞人のかわりに加えて、貞人にはバケツリレーから外れてもらおうとカズキは考えていた。
永久にうまくいく方法はありえない。他の犯罪者たちに気づかれて真似される前に、犯罪の手口を手放すのは、生き延びるための知恵である。
カズキの直感は間違えてはいない。
たくさんの企業で少額ずつ補填し合うことで、横領を隠蔽するシステムに気がついた女がいる。
暗号化された情報が、無断で自分の組織のサーバーを経由して流れている。
セキュリティを破って侵入したにも関わらず、しかし組織の情報を盗んだり、システムを破壊せずに、ただ通り過ぎていくだけの暗号化された情報。
セキュリティの盲点をからかっているのか、組織に挑戦してきているのか、どちらにしても、かなり不愉快に感じていた。

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