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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 652

本条恵美の華麗な美脚の戦闘シーン。
次々と蹴散らされる戦闘員。
「つ、強い、さすが本条。くそっ、この女だけでも始末する!」
逃げようとする美和をニセモノの貞人が捕まえる。
カスキが取り出した注射器の針を、美和の首へ突き刺す。
戦闘員たちが倒される。
怪人カズキとニセモノの貞人は、すでに逃げ去っている。
「大丈夫ですかっ!」
倒れた達也ママを抱き起こす本条恵美。仲間の麗と真奈美と一緒に、車であるビルに向かう。
倉持志織が、達也のママの顔をのぞきこんで言う。
「これはいけません。早くこちらに」
麗がおぶって達也ママをビルの中へ。

パソコンが並ぶ指令室。
「一命はとりとめました。ですが、大人になってからの記憶が消されて……」
倉持志織が隆史に告げる。
「なんだって、許さんぞバイヤーめ!」
隆史が椅子から立ち上がる。

傷を負いながら、足を引きずりマンションのエレベーターに乗り込む達也パパ。
梓の部屋の扉の前にふらつきながら、たどり着く。
「梓、これを檜垣さんに……くっ」
そばで心配そうに見つめるレオ。
「ああっ、そんな傷で、どこに行くの?」
「はぁ、はぁ、僕は改造手術をされてしまった。もうすぐ怪人になる。その前にカズキだけでも、倒さなければ」
「貞人さん!」
梓の手に、謎の茶封筒が残された。

探偵の本条恵美たちと檜垣隆史は、達也が泣きながら歩いているのに出会った。
梓の部屋に達也を送りとどける。
「パパは?」
「昨日はお仕事が忙しかったみたい。きっと今夜は迎えに来てくれるわ」

倉持志織の秘密基地。
治療室のベッドで意識を取り戻した達也ママ。
「ここは……あなたは?」
「あなたは毒薬を怪人に注射されて、もう少し遅かったら、命を落とすところでした。私は倉持志織。この施設の責任者てす」
「あの……たっくんは?」
「こちらにあなたが救助されて来た時はあなた一人でした。たっくんとは、誰なのですか?」
「おとうとのたっくん」
「大丈夫、隆史様が見つけてくれます」

秘密基地指令室。
達也を送りとどけたあと、怪人カズキを探していた隆史たちが指令室に戻った。
「ダメだ、手がかりがないよ」
谷崎麗と隆史が、パソコンの画面を見つめて言う。
「秘密結社バイヤーを調べていた高坂貞人博士も消息がつかめません」
本条恵美たちが隆史に言った。
「家に帰っているかもしれないと思って恵美が行ったら、怪人カズキに襲撃されてた。奴らも貞人博士を探しているのかもな」
「隆史様、報告があります。高坂美和さんの意識が戻りました。ですが、7歳か8歳の頃の記憶しか。記憶が消されています。しかし、たっくんという男の子のことばかり心配しています。弟だと言っています。あと、ニセモノと言っていますが……こちらも、どういう意味なのかはわかりません」
「たっくんって、もしかして」
本条恵美と谷崎麗が顔を見合せる。
「隆史さんが見つけた、迷子の子がそうなんじゃない?」
本条恵美がパソコンを操作する。
「高坂達也、貞人博士と美和さんの子供のようです。怪人カズキが襲撃した時には家にいなかったんですね」
「美和さんの記憶が7歳か8歳、達也が5歳だから……弟だと思ってるんだ」
「そんな、ママだということを忘れてしまうなんて」
清水真奈美が涙ぐみ、眼鏡をずらして、ハンカチで目頭をおさえる。
「くそっ、怪人カズキ、ひどいことをしやがって」
隆史が悔しそうに机をドンと叩く。
「ママはもういない。お姉ちゃんならいるって、達也に言えというのか!」

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