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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 651

「このお金のことを昨日の夜、本条さんにも言われて、考えてみたんです。それに貞人さん、達也くんのパパのことも」
檜垣隆史と本条恵美が松澤梓と、リビングど大人の話をしていた。
その間に、外のコンビニに谷崎麗に連れ出された達也と、リードをつけて、お散歩ですかお散歩ですよね、とにゃうにゃう鳴いているレオを、清水真奈美が連れて歩いていた。
谷崎麗が達也と、アイスのピノをつつきながら、達也にわかりやすいように説得しようとしていた。
どうやら家出したが、昨夜のうちにパパが迎えに来ない、ママから連絡もないと不安になったらしい。
谷崎麗は〈神眼〉で達也の思考を読んで解釈し、また話しながら自分の気持ちを伝えてみていた。
隆史が達也と出会った瞬間に、ばっとやってみせたので、自分にもできるかもと麗なりに、こっそり努力していた。
「はぁい、レオ、こっちむいてぇ」
やけに色っぽい声を出して、ヒマラヤンを撮影しているおっぱいのでかいメガネっ娘がいるので、コンビニエンスストアーの店長が、おもての掃き掃除のふりをしながら、しゃがんだジーンズのお尻のあたりもなかなか、とながめている。
レオは店長のほうをじーっと見ている。
なんだこいつは、みたいな感じで。
「横顔もい〜ですねぇ、はぁ、かわいいなぁ、ずっとにゃんこと暮らしたいわ」
清水真奈美は、もう、レオにめろめろで〈神眼〉を使って思考を読まなくても、思ったことが口に出てしまっている。
帰り道で達也に
「たかしも、変身する?」
と聞かれて、谷崎麗は口の前に人差し指を立てて「しー」と言ってたち止まってしゃがみこむ。
「ヒーローは敵に正体がばれると、ピンチになっちゃうから、内緒。麗もまだ変身したところはないのでーす」
と笑顔で言ったあと、また手をつないで歩き出した。
(麗さん、なんか達也くんに、おもしろそうなこと言ってるわ)
レオを抱きかかえて、にこにこしている清水真奈美が二人のやりとりを聞いてそんなことを思っていた。

悪の秘密結社バイヤー。
それは世界征服を狙う悪の組織。
「はぁ、はぁ、はぁ」
茶封筒に包まれたものをかかえて夜のビルの路地を走るスーツ姿の達也パパ。
達也パパに迫る多数の足音。
「くっ、これを檜垣隆史に渡さなければ!」

オープニング。
崖の前で隆史が「うおおおっ!」とガッツポーズをすると背後で爆発。
タイトル「秘密探偵ノットガイル」

パパと達也のいない昼間の住宅街。
「お前の旦那の命はあずかった、命を助けたければアレを渡せ」
「なんですって!」
脅迫の電話がかかってくる。
「図書館いきたい」
バチン! 頬を叩かれる達也。
「アレってなによ?」
一人悩む達也ママ。
泣きながら家を出て行く達也。
「たっくん、逃げなさい、悪の組織バイヤーに見つからないところに」
玄関を開けて戦闘員が家に乗り込む。
怪人カズキ登場。
手下の戦闘員が達也ママを取り囲む。
「あれを渡せ」
怪人カズキ、達也ママを脅かす。
「おい、連れてこい!」
「ギー」
戦闘員に連れて来られた達也パパ。
「あっ!」
「美和さん、あれはどこにある?」
「知らない! パパは美和さんなんて言わないわ、あなたニセモノね、パパはどこにいるの?」
「チッ、ここではないか、死ね!」
「きゃああぁっ!」
そこに悲鳴を聞いた本条恵美探偵が家に飛び込んでくる。
「じゃまが入ったか、やってしまえ」
「ギー!」
さらにぞれぞろと人数を増す悪の戦闘員。

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