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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 648

就職した運送会社は、寮の使用は結婚したら退寮、または三年間と期限が決まっていたので、梓は安いボロアパートから片道1時間半を電車とバスを乗り継ぎ通勤していた。
古い木造のボロアパートは壁が薄く、隣の部屋の夫婦のセックスの声や壁際にベッドを置いているのか、深夜の静けさの中でベッドの軋みまでわかるほどなのだった。
自炊して必死に節約して、少し家賃は高めだが、まともな賃貸マンションに引っ越してまもなく、運送会社が倒産した。
退職金もどんどん目減りしていく不安を抱えている時に〈バタフライ〉の勧誘に声をかけられ、梓はこの仕事に飛びついた。どうせ私なんて、という気持ちもあった。
梓は毎日通って散財する太客よりも、1ヶ月に一度遊びに来る客のほうが気が楽だったので、休みなしでしばらく働かせてもらった。
半年もすると〈バタフライ〉の中では若い女の子だったので常連客もついて、休みを少しは取るようにと店長から忠告された。出勤できる人数は店長が決めているが、新人をシフトにもう少し入れたいということだった。
「薫みたいに根性のある奴ばっかりじゃないから、他の奴も稼がせてやってよ」
〈バタフライ〉は抜きキャバだった。まず数人の女の子とテーブルについて、客のテーブルを回っていく。客が1時間以上いると、好みの女の子がいれば、客は店に指名料を払い、薄暗い仕切りのある別のフロアに移動して、指名した客とふたりだけで接客に入る。
15分間だけ客は服の上から女の子の胸を服の上から揉んだり、コンドームをつけて、フェラチオと手こきねサービスが受けられる。テーブルには15分を測るキッチンタイマーが置かれている。
もちろん「内緒ですよ」と服の中に手を入れさせて胸を揉ませるぐらいはする。女性器に触れさせることは禁止。
キスはおさわり同様に自己責任。
梓は父親の子を一度妊娠して、流産した経験がある。
小学5年生ぐらいだったと思うが父親と母親が大喧嘩をして、それまで同じ寝室で寝ていたふたりが別々に寝るようになった。
「梓ももう大きくなったから、家事を手伝ってくれない?」
そう言われ少しずつ家事を母親に代わってやり始め、中学生に上がる頃には母親は家事を完全に放棄してしまった。
「おこずかいが欲しかったら家事をしっかりやってよね」
文房具や下着、生理用品を買うお金もすべておこずかいだった。おこずかいの金額だけはクラスの他の子よりも多いが、お菓子を買うのも躊躇して買えないぐらい余裕がない。
梓が中学生になり少し背がのびて、母親よりも10pほど高めになった秋の夜、外では鈴虫が鳴いているのが聞こえる真っ暗な一階の梓の部屋で、裸の父親が2階から忍び込み、寝ている間にパジャマがわりのジャージやパンティは脱がされて、痛みで目が覚めた。
「睡眠薬が少なすぎたか。梓の初めてはお父さんがもらってやる。愛してるよ、梓、大好きだ」

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