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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 645

(隆史さんが、ふたりっきりじゃなくて女の人を二人はべらせてセックスしたがるのって、もしかして子供の頃に身についた癖なのかしら?)
本条恵美は思わず、くすっと笑ってしまった。
倉持志織と本条恵美と隆史の三人で、仲良く一緒にセックスしたことがある。
(ふふっ、幼い子供に戻って、甘えたいときってことだったんですね)
谷崎麗は檜垣家の「夜伽」は、ただの添い寝ではなく、もちろん子作りのためなのだが、他にも、絶倫になるための修行だったり、我慢しすぎて発作が起きないようにするために性欲処理をする、大切なお役目だと知っている。
小学生の隆史がお屋敷から出て一人暮らしをすると言って、わがままを通した時は、まわりはパニックだったろうと、谷崎麗はちょっとお屋敷で仕えていた人たちに同情してしまった。
「清水さん、ちゃんと達也は夜ごはんを食べてた?」
「親子丼をいっぱい食べてくれました」
「みんなはお蕎麦屋さんで、出前をとったのかぁ。お蕎麦屋さんのカレーライスもおいしいよね」
「隆史さんは何か食べた?」
谷崎麗が心配して聞くと
「ちゃんとビックマックを、帰りにタクシーの中で食べた。あとナゲットも」
それを聞いた女性三人が、ため息をついた。
「隆史さん、あとでお腹が空いたら言って下さいね」
「本条さん、甘やかしたらダメ。隆史さん、ぷくぷくぽっちゃりのおすもうさんみたいになっちゃうよ」
「ごっつあんです!」
隆史が自分のおなかのあたりを撫でながら言ったので、清水真奈美が笑いのツボにはまったらしく笑い出した。

倉持志織は車の中にいる達也とレオに、おだやかな微笑を浮かべて「こんにちは達也くん」「こんにちは、レオ」と声をかけた。
「こんにちは!」
達也は元気な返信を志織に返してくれ、レオはちらっと志織を見ると、しっぽをちょっと揺らしてくれた。
「これから、達也くんとレオは、お姉さんたちのところにお泊まりに行くんですよね。いいですね」
と倉持志織は達也の頭を撫でて言った。
「これは梓ちゃんとママの大切なお金です。達也くんが、しっかりあずかっておいて下さい」
カズキが松澤梓にあずけた現金の札束。倉持志織は茶封筒ではなく、着物の柄などで使われるかわいらしいうさぎ柄の和紙で、キャラメル包みに包装し直して達也に渡した。
達也はよくわからないが、大切なものと言われたのでしっかり抱きかかえて、倉持志織を見つめていた。
「ママ、病気なの?」
倉持志織は心配している達也に「ちがいますよ」と優しく、だが嘘をつかずに言った。
「達也くんのパパは、ママを達也くんのいないところでいじめていました。あと梓ちゃんもいじめていました。だから、もう、いじめられないように、私たちは助けてあげます。達也くんも協力してくれますか?」
「はい!」
「にゃう!」
倉持志織が、ケージの中のレオにも微笑みかける。
「なくさないように、それは本条恵美さんのお家に行ったら、金庫という箱にしまってもらうと良いでしょう」
「はこ?」
「金庫という箱は、それはそれはとても硬くて、秘密の番号を知っている恵美さんしか開けられません。
もしも、達也くんに、パパが、お金はどこだ、とこわい顔で言ったり、優しい声で、パパのだから返して、と言っても、隆史が持ってる、と言って下さい。そうすれば、達也くんを私たちは必ず助けてあげます。さあ、言ってみて下さい。隆史が持ってる」
「たかし、もってる」
「そうです。何があっても、私たちは達也くんのおともだちです。忘れないで下さいね。私の名前は、倉持志織。志織と呼んで下さいね」
「しおり先生!」
どうやら達也は、倉持志織の口調や雰囲気から、幼稚園の先生のように感じたようだった。

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