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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 643

早朝4時すぎ、隆史が牛丼が食べたいと急に言い出して、寄り道をして牛丼を食べてから、探偵事務所に戻って来た。
牛丼屋で働く大学生のアルバイトの店員は、空きテーブルを拭きながら、ちらちらとカウンターで並んで、黙々と牛丼を食べている4人を見ていた。キャバクラ嬢やホストが、店の仕事を終えて一緒に客と牛丼を食べに来店することはある。しかし、この4人がそうした職業の客には見えない。
隆史がアメリカンエキスプレスが発行しているセンチュリオンカードを取り出して、店員にクレジットカードは使えないと説明され、本条恵美が一万円札でまとめて払って帰って行ったので、店員はあの人たちは何者なんだと首をかしげていた。
「現金のほうが便利だな」
と、隆史が運転する谷崎麗に、かなり不満気にぼやいていた。
「お金持ちも大変ですね」
清水真奈美は、普段見慣れないクレジットカードをながめて、隆史に手渡しながら言った。
松澤梓と達也とレオを迎えに行き、松澤梓と隆史を倉持志織の保護施設に下ろしたあと、恵美たちは達也とレオが快適にお泊まりできるように、あれこれ一緒に買い物すると、車内で段取りを決めた。


「達也、今日は誰と一緒に寝る?」
達也は子供部屋を与えられて添い寝などされたことがなかったので、谷崎麗の質問に困惑していた。
レオを抱きかかえて達也は用意してもらった部屋に「めぐみ、うらら、まなみ、おやすみなさい」と言って、事務所から戻って行った。
「さみしかったら、あたしのお部屋に来るんだよ〜」
麗が達也のパジャマ姿の小さな背中に声をかけた。
「にゃー」
となぜか、レオが返事をしたので、3人は笑った。
達也の泊まっている部屋に、レオのトイレやケージが置いてある。
レオは利口で、すぐ用意したトイレを使ってくれたし、用意した爪とぎを使ってくれた。
「達也とレオがいい子すぎて、大丈夫かなって思うのはあたしだけ?」
谷崎麗が、本条恵美と清水真奈美に聞いてみた。
松澤梓が子猫のレオを飼い始めた頃は風俗嬢で、客の人気を逃したくなくて、ほぼ休みなしで働いていた。
「どっちが飼い主かわからないわね」
松澤梓はよくそんなことを、レオに話しかけていたものだった。
麗は姉の初音と達也ぐらいの頃は、同じふとんでくっついて寝ていた。
「そうですね。私はお母さんに寝るまで添い寝してもらって、絵本を毎日読んてもらって寝てましたよ」
清水真奈美は、自分の子供の頃を思い出して麗に言った。
「本条さんはどうだったの?」
「パパが帰って来るまで寝ないって母親にだだをこねて、じゃあ勝手になさい、と言われてリビングのソファーで寝ると、母親が部屋のベッドに運んでくれました」
本条恵美の父親はノンキャリアの星と言われる警察官で、警察署長になっても、さらに上の階級を目指す男だった。

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