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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 635

「夫の貞人やカズキには束縛しているようには思えないし、子供にべったりの母親なんて達也ぐらいのお年頃のママさんなら普通なんじゃないか?」
浮気相手の松澤梓がいるとわかって、貞人に直接話して気持ちをぶつけるのを避けて、わざわざ探偵に身上調査で浮気の証拠をつかんでおこうとした。
そして美和は「離婚はしません」と探偵の本条恵美には言った。
カズキには束縛されるような関係を作るように、家に招き入れたりもした。
まだ、その達也くんが幼いので、理想の「お兄ちゃん」としての認識が強くないのかもしれないが、いずれ美和が達也を「お兄ちゃん」と強く認識し始める可能性は高いと、倉持志織は隆史に言った。
そこに隆史が新たな美和の理想の「お兄ちゃん」として現れたのだった。
「離婚して家庭を捨てることで、隆史様に代償を捧げ、見返りとして依存できる新たな恋愛関係を求めたのでしょう」
「恋愛感情がなくなったら、夫や息子との関わりかたが変わるし、浮気相手にも興味はなくなるんじゃないか?」
「ええ、無関心になるでしょうね。美和さんの心を本当に握っているのは、子供のままで傷つき続ける幼女の心です。だから、自分の家庭の家族関係や不倫関係も理想の恋人がいればよいので、気持ちが離れて無くなり、維持できなくなるでしょう」
「志織、それはかなり問題ありなんじゃないのか?」
「いいえ、最悪の生命の危機は回避されたと思います」
美和が理想の「お兄ちゃん」へ達也を育て上げようとする可能性と、老いてしまった自分の体への絶望から、自殺する可能性が高かったと、倉持志織は隆史に話した。
「〈天使の涙〉を服用した記憶が、フラッシュバックで戻るタイミングは、成長した息子さんと、セックスしながら首を締めさせる時だったでしょう」
隆史はそこまで倉持志織のカウンセリングの報告を聞いて
「志織、俺に美和は、首を締めてって言い出すかもしれないのか?」
と質問した。
倉持志織は「いいえ、もうそれ以上の悦びを隆史様がお与えになられて満足させたので〈天使の涙〉を欲しがったり、首を締めて失神させてもらいたがることはないと思われます」と淡々とした口調で言った。
結婚前に貞人にドラッグを使われ、意識を朦朧となっているところに膣内射精され、責任を取って結婚するというところで妥協して我慢できたのも、不倫相手のカズキに乱暴に扱われることを受け入れたのも、本当の美和にとって最高のセックスは、死の一歩手前まで踏み入れる瞬間だったからだった。
それを隆史が、それ以上の快感を美和の心に刻みこんでしまった。
「美和の心は、普段は目立たないように隠れているメスガキちゃんがいるわけだな。メスガキちゃんは、愛撫のあと窒息させられて〈天使の涙〉で脳でイクのを経験した。同時に、そのまま心が壊されかけたので別の人格を作った……そういうところだな」

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