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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 63

思わず目を閉じたが、手で隆史の媚薬のスプレー容器を払い、下着を下ろしたままだが素早く恵美は立ち上がった。
隆史はあわてずに恵美に抱きつき、口移しでがっつりと媚薬を含んだ唾液を流し込む。
「暴行罪成立よ!」
叫んだ恵美を隆史が笑いとばした。
「パンツ下げた、股間丸出しで言われてもなぁ」
即効性の媚薬の効果をトイレのドアの前をふさいで隆史は待っている。
「ちなみに救援は期待してもムダだよ。誰も部屋に踏み込んでこない、公安の捜査官ちゃん」
下着を上げている恵美が、はっとした表情で、隆史のにやにやしている顔を見つめた。
「コンビニから報告したみたいに、救援要請してみればいい。俺の話が嘘じゃないことがわかるよ」
本条恵美は隆史から目を離さずに、言われた通りに電話をかけてみると「おかけになった電話番号は電波のとどかないところにおられるか電源が入っておりません」というメッセージが流れた。
(何が起きているの、こんなことありえない)
五分前までは恵美と連絡が取れていた五人の捜査官たち全員が、恵美と連絡が取れない。
五人がラブホテルに踏み込む手筈になっていたので、五人は一般人の協力者ではなく、私服の刑事。五分間で携帯電話を五人とも奪われて壊されるとは考えにくい。
「本条恵美、君は俺をだましたつもりで、まんまと罠にかかった獲物だ。今回の捜査は、上層部ではすでに打ち切られているんだ。君と俺がラブホテルに入ったあと、君から連絡があったところで、俺たちを尾行していた連中の任務は終了というわけだ。普通に一般人として110番通報しても、君の通報で警官が来ることもない」
本条恵美は、五人の刑事が持たされているスマホの電源を指示で切っていると、ようやく理解した。
隆史が話すのを聞いているあいだに、本条恵美は立ちくらみがして、意識がぼんやりとしているのを感じていた。
指示があり捜査の流れが変わったり、捜査が中断されることはある。また、別の捜査案件にそのまま移行することもある。
指示がなく、いきなり任務から外される、それも、ラブホテルのトイレで待機している状況で放置されるなんて、考えられないことだった。

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