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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 62

隆史が駅前のコーヒーショップに行って待っていると、本田綾から連絡を受けた本条恵美、公安警察の潜入捜査官が隆史のテーブルの向かいの椅子に「おまたせ」と知り合いのように腰を下ろした。
「人妻って聞いてたけど、若いね」
「そう言ってもらえるとうれしいですよ。恵美って呼んで下さいね。私はなんて呼んだらいいですか?」
「隆史でいいよ」
「隆史さん、昼食はお済みですか?」
「俺はもうここに来る前に済ませたけど、恵美さんが何か食べるならおごるよ」
「えー、私も食べちゃったんですよ。食事をおごってもらえるなら食べなきゃよかった」
午後二時すぎ、夫が出勤中に援助交際をする女の演技を続けている潜入捜査官と、待ち合わせたコーヒーショップから出ると、隆史はラブホテルが立ち並ぶ通りのほうへ歩いて行った。
隆史は援助交際をしたことがなかったので、島田理紗子と本田綾から、援助交際をしている男性の行動を聞き出していた。
金額の交渉はコーヒーショップで済ませた。
「ちょっと家賃の引き落としが気になるので、先におこずかいをもらってもいいですか?」
コーヒーショップから近いコンビニのATMに本条恵美は立ち寄り、隆史は店外でガラスごしに振り込みながらスマホで電話をかける様子をながめていた。
「昨日、不動産屋さんの引き落とし日だったんですけど、家計用の口座の残高から引き落としできませんでしたって今朝、不動産屋さんから連絡がきちゃて」
もちろん、これも嘘。
客と接触、現金の受け取りを確認、ラブホテルの部屋に入ったら、トイレから入室を連絡する。GPS機能で確認した警察官がラブホテルに踏み込んで、客の隆史の身柄を現行犯で確保する。
自分が犯されると思っていない余裕が恵美にはある。本条恵美自身も、合気道をアレンジした護身術を身につけていることもある。
(助けに来るはずの警官は来ないんだけどな)
予定通りに本条恵美はラブホテルの部屋に隆史と入室すると「ごめんなさい、ちょっとトイレ」と笑みを作りトイレに入って鍵を閉めた。
電話で「五分後、部屋に突入する」と返事があった。コーヒーショップからラブホテルまで、尾行担当の捜査官がついていて、すでにラブホテルの前に私服察官が五人集まっていることを、潜入捜査官の本条恵美は疑わなかった。
恵美がトイレに入った直後のタイミングで、ラブホテルの従業員が部屋に合鍵を持ってきて隆史に渡した。隆史はトイレの鍵をこれで開くことができる。
隆史がトイレに踏み込んだとき、緊張がほぐれたのか、本条恵美は下着を下ろして、小便をしている真っ最中で、隆史が思わず笑いながら、恵美の顔にすばやく香水型の媚薬を吹きつけた。
甘い匂いと恵美の小便の匂いが混ざりあった。

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