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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 615

半ば気絶したように脱力して眠りに落ちた花凛を片膝をついて貞人がのぞきこんでいたのは、それまての苦悶の表情や暴れたように顔を振ったり、絶頂して叫んでいた花凛には、欲情しきれなかったのに、呼吸も落ち着いて、眠っている花凛のしどけない寝姿に「ああ、美しい」と思わずつぶやいて、勃起してしまったからであった。
あと10分、花凛か眠り続けていたら、貞人に犯されて、途中で目を覚ましていたら、首を絞められて気絶させられていたか、最悪の場合、そのまま死んでしまっていたかもしれない。
まだ死んで間もない、死後硬直の起きる前の、まだ温かく血色の失われていない死体に貞人は死者を貶めるように、膣内射精するだろう。
ドラッグの陶酔中、首絞め、泥酔、睡眠中、気絶……意識を失っておとなしくなった生きた人形のようになった女性には貞人は欲情する。
男性のカズキに対しては、そういうことはないので、貞人は自分をゲイだと思っている。
貞人が少しバツが悪そうに、恥ずかしそうな表情で花凛から目をそらした。
それを花凛は、貞人が眠っている自分に欲情したからだとは夢にも思わず、それまではSMプレイだったのに、花凛の性器を弄り絶頂させてしまってしまって、恥ずかしがっているのだと思った。
「あの……今までのセックスより、すごく気持ち良かった……です」
花凛も恥ずかしがりながら、貞人に告白したのだが、それを聞いた貞人はそれまで昂っていた性欲が引いていくのを感じて、ズボンの下のぺニスは、もう萎えていた。
次の社長候補に思わず手を出すところだったと、自宅に帰宅してシャワーを浴びながら、貞人は少し反省したのだが、濡れた体をバスタオルで拭う頃には、すでに気を取り直していた。
(セックスよりも気持ち良かったと言っていたし、そのあと穴に突っ込んでくれとも言われなかったから、まあ、良しとするか)
トランクスパンツとTシャツだけの姿で、すっかり部屋でくつろいで、カップラーメンを啜りながら、「メス豚」の佐倉花凛から聞いた話を、頭の中で貞人は整理した。
佐伯グループのボスの老嬢、佐伯直子と問題の孫娘、佐伯美和は、佐伯グループの御曹司と雇われたメイド(家政婦?)と駆け落ちして生まれた娘でも、どうやら老嬢と孫娘の関係は親密らしいことがわかる。
佐伯美和とSMプレイを楽しんでも、嫌われるために暴言をぶつけても、老嬢が激怒するだろう。
現社長の佐久間廣は辞任のネタを秘書と佐伯グループのボスに握られ、風前のともしび……なはずだが、佐伯グループはこの事実を隠蔽するつもりらしい。
(隠蔽ってことは、内部告発した佐倉さんは、泣き寝入りするってことか。社長はクビになるのを免れたと思って今頃ウハウハだろーな。まてよ、俺が結婚しないと、佐倉さんがリストラってことか?)
この時、カズキが貞人のそばにいれば
「ねえ、御主人様の会社の株は今、いくら?」
と言っていただろう。
貞人の会社で、これから社長解任をめぐって、ブロキシー・ファイト(委任状争奪戦)が起きる。重要事項の承認を得るために経営陣と、それに反対する株主が、一般株主の委任状(プロキシー)を取り合うことをブロキシー・ファイトという。
プロキシー・ファイトが勃発すると、上場企業の株価は上昇する傾向がある。
プロキシー・ファイトに勝つために、株主の委任状(議決権行使書面)の獲得にくわえて、株式の買い集めもひとつの有効策となる。
株式を多く保有すれば、株主総会での権限が強くなるからである。

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