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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 613

スパンキングの痛みに耐えて、花凛が立っているのは、前のプレイと同じ。
花凛が激痛に耐えきれなくなったら「座ります」と言う。
「よし」と貞人に許されたら、床に座るかお尻をつけなければ、這いつくばる。それが降参の合図。
今日のプレイで違うこと。
貞人の許可が出るまで、目を閉じていること。
「叩いたところをさわるかもしれない。さわらないかもしれない。まったくちがうところをさわるかもしれない。叩くタイミングも、俺の気分しだいだ。わかったか、メス豚」
花凛が緊張しながら、うなずいた。
バシッ!
いきなり花凛のぎゅっと握りしめている手の甲を叩かれた。
そして、撫でられる。
「こんなに力を入れてたら、爪で傷がついてしまう。せっかく、綺麗な手をしてるのに」
貞人の声に、照れのようなものを感じたのと、手をほめられて花凛は思わず微笑してしまう。
貞人はゆっくりと、花凛の握りしめていた指をほどいていく。
目を閉じろ、声を出すな、というのは貞人が照れている顔を見られたくなくて、花凛に何か話しかけられたくなくて、そう命令しているのかもと花凛は思った。
目を閉じていると、その分だけ肌の感触や音に敏感になる。
バシッ、バシッ、バシッ!!
微笑を浮かべている花凛のお尻を貞人は緩急をつけて靴べらで打ちすえた。
「セックスなんてつまらないことのために、来てやったわけじゃない」
花凛の表情から痛みよりも貞人の言葉に傷ついて、微笑が消えた。
貞人は花凛の唇を指先でなぞった。
「俺だけのメス豚を躾するためだ。わかったか?」
花凛が顔を赤らめて、もじもじとしたあと、ゆっくりとうなずいた。
叩かれてじんわりと熱いお尻よりも、わずかにふれられた唇の感触がはっきりわかる。興奮した花凛はちょっと唇を舐めた。
(俺だけのメス豚!)
花凛には、俺の女だと言われているように思えて、痛みよりも貞人の言葉で、どきどきと興奮してしまう。
佐倉花凛には性器の穴に挿入されるセックスではなく、SMプレイで、御主人様と下僕という関係で悦びを感じるように調教すると、高坂貞人は靴べらで、すらりとのびた美脚や白くなめらかな背中や細い腕を、手のひらで整った顔立ちの頬や美尻を叩き続けた。
貞人が他の女と結婚したとしても、自分と貞人との間には、もう離れられない特別な関係があると信じ、疑うことがないところまで、セックスしたいと言った佐倉花凛を貞人は調教しようと決めた。
セックスが最終目標なら、SMプレイはただの前戯や後戯になってしまう。SMプレイはセックスの代用ではない。それ以上のものだと、佐倉花凛には体でわからせてやると思いながら、打ちすえた。
貞人は途中で腕が疲れてくると、叩かれて赤らんだたっぷりとした乳房を揉んだり、敏感な乳首を擦った。
「……ん……んんっ……はうっ、ぁ……す、座りますっ」
すると、目はどうにか閉じたままだが、声をおさえきれず洩らした花凛が、さわられてもいない股間のわれめから、閉じた内腿に愛液を滴らせながら、震える泣そうな声で懇願する。
花凛を苦痛以上に、快感が花凛を甘く切なく苛む。
「ダメだ!」
花凛の前髪にふれた貞人は、ひたいにチュッと軽いキスをしたあと、すかさずバチッと靴べらで肩の丸みを狙って叩いた。
「……うぅっ……くっ……」
声を上げないように、唇を噛んで、肩に走った痛みよりも、勃った乳首を擦られた快感の疼きに耐える花凛の頬を、さらさらとした涙が濡らした。

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