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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 600

いつもの日常。
新婚の頃は朝5時すぎに起きて、貞人のお弁当を作っていた。貞人は、お弁当を食べる時間が取れなかったと残してくることがまあまああった。せっかく作ったのに、と思うけれど若手の主任として頑張っていると思うと仕方ないと美和は思うことにした。それに慣れてきた頃、貞人さんは「お弁当はもういいよ」と言い出した。「そのぶんを、他の使い道に回してほしい」と貞人は言った。
「でも、お弁当とか買うよりかは、安上がりですし」
「別のチームの奴が夜、便所のゴミ箱に便所を帰る前に捨ててるのを見たんだ。どうして、奥さんが作ってくれたんだろって聞いたら、そいつ、俺になんて言ったと思う?」
「わかりません」
「だから捨てて帰るんですって、そいつ言うんだよ。残して帰ると、味が嫌なのかとか、奥さんも悩んだりして、残して帰ると怒るようになったらしい」
それは美和も一人で悩んでいた時期があった。美和は仕方ないと、貞人とぶつかるのが嫌であきらめた。
「俺は就職するまであまり金がなくて、食うのも大変だったから、残してもどこかにバレないように捨てようとか、思いつかなかった。せっかく美和が早起きして作ってるのに悪いな、とは思ってたんだ。だから、俺の昼食代とか残業して遅くなった時の晩飯代は、生活費から出さなくていい。そうすれば、もう少しだけ美和も寝てられるだろう」
生活費として23万円を美和は、毎月あずかる。光熱費や食費、達也の園費、その他の雑費。美和の生理用品や化粧品も、その他雑費に含まれる。
家のローンの返済や美和の携帯電話の料金も貞人の銀行口座からの引き落としになっている。貞人はおこづかい制ではないし、美和もそうだった。
現在は6時すぎに美和が起床すると、すでに起床した貞人が、家のゴミ出しを済ませてくれていることもある。
男の子は小さいうちは、女の子よりも病気しやすいと、美和も聞いたことはあった。幼稚園で風邪が流行ると、さほど病弱ではないと思われる達也でも、かなりの割合で、風邪をもらってきた。
そうした時に備えて節約を心がけているつもりではある。OLだった頃は毎月美容院に予約を入れていたが、今は3ヶ月に一度行けば良いほうである。
カズキがいつもの顔ぶれのお見送りとお迎えのママさんたちが集まる幼稚園バスのバス停や、いつもの店員がいるコンビニエンスストアーや近所のスーパーマーケットではない、人前に連れ出してくれたおかげで、美和は自分の女性としての身だしなみもずぼらになっていると感じるようになった。
(子供もいるし、身だしなみもずぼらな私なんか、カズキさんから、もう女として見られるはずなんてないですよね)
貞人からは女に見られているかは、もっと期待していない。
達也の前では、パパ、ママと呼び合っているし、セックスの時でも名前でなく、ママ愛してるよと貞人に言われてしまったりするのてある。
カズキから「美和さん」と呼ばれると、女としての自分を意識してしまう。

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