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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 591

カズキはテレビのドラマを見ながら、美和にすえた臭い足を舐めさせ続けた。美和に話しかけたりはしない。
美和は、嬉々として、カズキの足の指にしゃぶりつく。
「いい会社にお勤めですね」と言われる夫を持つ自分。母親として子供にいつも笑顔で接する自分。カズキに自分を飾っているものを、どこかいつも自分ではないと、しかたないからそうしてるだけと感じているものすべてを剥ぎ取られて、剥き出しにされたような感覚に美和は酔っている。
バスに乗って達也が帰ってくる時間に、美和はベッドの上で、カズキに泣いて懇願していた。
「あ、穴をカズキ様の好きなだけ使って下さいっ!」
達也は床に座って、すり寄ってきたヒマラヤンのレオの背中を撫でていた。
松澤梓は達也の顔立ちが、高坂美和に似ていないので、とてもかわいくてしかたない。
「パパが迎えに来るまで、レオと一緒にいい子で待てるかな〜?」
「うん、あずさちゃんと待ってる」
(あー、もう、本当はお家でママに甘えたいはずなのに。無理しちゃって)
松澤梓に達也は、保育園で友達のやよいちゃんと遊んだこと、先生がなかなかみんながお昼寝しないから怒ったことを、たどたどしく話してくれる。
うなずきながら、梓が満面の笑みを浮かべている。
バイヤーのカズキが、朝から高坂美和をクスリで調教しているのを、美和の夫は承知している。
(あの人がクスリ代の代わりに自分の奥さんを、カズキに差し出すなんて思わなかったけど、達也くんと仲良くなれて、ちょうど良かったわ)
中間管理職の仕事のストレスや良い夫、良い父親と見せかけようとするストレスを、ドラッグと松澤梓とのセックスで解消していた。
松澤梓が務めているヌキキャバ〈バタフライ〉に来て、毎回松澤梓を指名して、梓をくどいていた。
「そんなにお店に来て、お金使ったらもったいないじゃない」
仲間のカズキと闇サイトで知り合い、二人で薬物を売りさばいていることを、松澤梓に教えた。
松澤梓が給料未払いで待たされたので、風俗店〈バタフライ〉を辞めた。
松澤梓とネコのレオは、風俗店で稼いだ貯金と援助交際で得た金で暮らしている。
バイヤーのカズキに狙われた女は身も心もボロボロにされる。
風俗店で働いていた頃に聞いた噂が本当なら、高坂美和がおかしくなるはず。
「達也は俺が引き取る。その時は梓に達也のママになってもらうよ」
今は不倫の関係だが、いずれは達也のママになれると梓は信じた。
貞人(さだと)に梓がLINEで達也をあずかっていると梓が連絡を入れておくと、夜七時ぐらいに迎えに行くと返事があったので、達也がレオを抱えて歩いている画像を送ってやった。
「達也くん、すご〜いハンバーグ作るの上手!」
ハンバーグは貞人と達也の大好物で、梓を手伝って、達也は肉に刻んだ玉ねぎを混ぜ合わせるのを手伝ってくれる。
(好きな食べ物って、親子で似るのかしら……美和さんがよく作るからかな?)
「達也くん、みわママはハンバーグ作ってくれるの?」
「ううん、ぶーんってきて、ピンポーンだよ」
美和が達也の夕食を、デリバリーで済ませているらしいとわかった。
「達也くんの作ったハンバーグ、絶対おいしいよ。うん、完璧だね、えらい!」
ほめられた達也が恥ずかしそうに笑う。
達也が笑うと頬にえくぼができる。
(あら、貞人と同じところにえくぼができるのね)

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