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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 60

本田綾が名器だと島田理紗子は知らないが、家庭の事情や隆史が理紗子ともめないように気を使ってセックスするときはラブホテルなどを使っていたのだが、理紗子の店のホステスがラブホテルに客と行くときに見かけたらしく、理紗子には隆史と本田綾との関係は隠しきれなかった。
「綾ちゃんは、さばさばした性格にみえて、さみしがり屋なところがあるから、うちの店のホステスの娘とかには手を出しちゃだめよ」
「理紗子は妬いたりしないのか?」
「あなたが手を出したのが綾ちゃんならしかたないかも。私たちが監禁されたときも助けてもらったし、私が今〈パンドラ〉の店長として暮らせていけているのも、あなたが資金を出して綾ちゃんが副店長で助けてくれているからだもの。綾ちゃんがあなたじゃない他の人とつきあって銀座の女をやめられたら、かわりはなかなか見つからない。
それに、私が綾ちゃんに嫉妬して、あなたが私から離れていったら、私はあなたと綾ちゃんのどちらも失う。そうしたら、私はもう若くないから、それこそ援助交際グループで、体を売って稼ぐしかないかもね」
「理紗子なら風俗店でもAV女優でも美人だから、かなり稼げると思うけど」
隆史は理紗子に脇腹の肉をつねられた。
「それが嫌だから、銀座でクラブの店長してるの。それに私、あなた以外に抱かれるのは嫌なの。綾ちゃんを私は大切な妹みたいに思ってきたわ。ちゃんとかわいがってあげてね」
そう言いながら、理紗子の部屋のベットに仰向けに寝そべる隆史の勃起したモノを理紗子は撫でた。
だから、理紗子の暮らす同じマンションにある本田綾の部屋に隆史が宿泊しても、関係がこじれたりはしない。
「理紗子さんに、隆史さんにやられちゃったのね、と言われたときは、びっくりしました」
「俺も、綾ちゃんに手を出したのね、って言われて、綾が理紗子と俺の愛人として張り合うわけもないし、なんでばれたのかわからなかったから驚いたよ」
「私たちがラブホテルを使った日に、うちのホステスが同じラブホテルに来てたみたい。控え室でその娘が他の娘と噂話をしていたときに、たまたま理紗子さんが聞いて、人まちがいかもしれないけどラブホテルのそばで見かけたって、理紗子さんに言っちゃたみたいなんです」
「嘘を隠すのは難しいものだな」
「隆史さんと理紗子さんが、私のせいでもめたりしなくて本当によかった」
本田綾が理紗子にばれるのをわかった上で、援助交際グループのメンバーや〈パンドラ〉のホステスたちが隆史に手を出させないように、彼女たちが客とよく使うラブホテルを隆史と使ったのだと、理紗子にはわかった。
本田綾に裏切られた、とは理紗子は考えなかった。
理紗子と綾の隆史に手を出せば、私たち二人の敵になる覚悟でやりなさいと牽制したようなものだ。
島田理紗子が自分の考えを察することができると、私たちは信頼しあっていると本田綾は信じた。
島田理紗子は本田綾の思いに隆史を共有することでこたえた、といえる。
二人が単純に仲良く気が合うという関係だけではないことが隆史にもよくわかった。

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