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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 589

「バイヤーが恵美たちが張り込んだりしてるのに気づいてたら、ちょっとめんどうな感じだな。恵美、この画像を警察かマトリに流したら、売人の名前ぐらいすぐわかるよな、たぶん」
「ええ、それに、違法薬物の取引の瞬間ですから、あとは部屋から物証があがって、女性の髪や尿から反応が出れば、身柄を押さえられますね」
「ただの浮気なら、すいません、もうしませんって心から反省すれば、良いパパに戻れるかもしれないけど。……ああ、それに、依頼人が別れたくない理由が、これだったら、子供がかわいそうだ。あと飼われてるネコも飼い主が逮捕されたら、次の飼い主が見つからないと、殺処分される」
「えっ、通報したほうがいいんじゃないですか?」
清水真奈美が本条恵美に質問した。
「このネコを飼っている女性が、警察に愛人と一緒に使ってたとか、愛人からもらったって自供すれば、依頼人の夫婦も調べられて、薬物の反応が出たら、子供を残して逮捕されてしまうわ」
「親がいなくなったら、子供は親戚の家とか、施設行きじゃない」
谷崎麗が腹立だしげに言った。
「転売目的じゃなくて、所持使用で初犯なら、裁判が終われば執行猶予だろう。問題はバイヤーが逮捕されたら、芋づる式にみんな逮捕されるってことだな……うーん」

高坂美和。
五歳の息子達也を幼稚園のバスに乗せ、他の母親たちと同じように手をひらひらと振り、バスが走り出すと、母親たちは軽く頭を下げてそれぞれ帰ってゆく。
これは、本条恵美に依頼をする半年前の朝の光景である。
家に帰るとすでに男が上がりこんで、リビングでテレビを見ながら、コンビニで買って来たらしい缶ビールを、チーズをつまみに飲んでいた。
「ガキはちゃんと幼稚園に行ったか?」
「はい、行きました」
「ちゃんと梓(あずさ)が、ガキを迎えに行っても怪しまれないように連絡しとけよ」
それを聞いた高坂美和が、ぞくっと背筋に興奮が走るのを感じた。
(いつもの達也を迎えに行く時間に、きっと私は……。)
美和は、幼稚園に松澤梓という近所の妹が迎えに行くことを連絡した。
松澤梓は、夫のセックスフレンドでキメセクのパートナー。達也は、あずさちゃんとか、レオのママと呼んでよくなついている。
レオはヒマラヤンという品種だと、達也が美和に教えてくれた。
そして、朝から酒を飲んでいるカズキ。名字は教えられていないし、どんな漢字で書くのかも知らない。夫や、松澤梓もカズキとしか呼ばないので、美和もわかっていない。
幼稚園に連絡を終えて、美和がリビングに戻ってくると、テレビのCMを見ていて、美和のほうを見ないカズキが一言、
「脱げ」
と美和に命令した。
「はい、カズキ様」
高坂美和は震える声で返事をすると、ブラウスやスカートを脱いでいく。下着姿になっても、カズキは何も言わす、美和なとそこにいないかのように、チーズにあきたのか、イカの燻製を食べている。
ビールや酒のつまみの、普段は家にあふれることのない臭気に、美和はくらくらとしてしまう。
夫は家では酒を飲まない。美和が下戸なので、酔って帰宅することがあっても、晩酌したりもしない。
美和が下着も脱いで全裸になる。
「よろしくお願いします、カズキ様」
美和が正座をして、深々と頭を下げて、お願いをする。

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