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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 569

隆史は大絶頂に耐えられるように訓練するのではなく、もともと訓練しても耐えられないのなら、耐えられるように見た目でわからないところを変えてしまえばいいと思いついた。
山科遥は大絶頂に耐えられない。
他の愛人たちは耐えきれる。
そのちがいは脳の使われかたにあると、隆史は考えた。人間の脳はおよそ10%までしか使われておらず、90%は使われていない。正確には、脳はある特定の領域のみがフルに活動しているのではなく、機能ごとでメインとなる領域を変えながら、全体的に使っている。
コンピューターはプログラムかあって、それがそのコンピューターに適応しているプログラミング言語で構築されていてコンピューターの情報処理能力(スペック)で処理可能であれば、実行される指示が入力されてやっと作動する。
脳はコンピューターとはちがう。
五感から伝えられてくる情報は、他の情報も同時に感じさせたりもする。
色で青は涼しさを、赤や黄はあたたかさを感じる。視覚は視覚のみというプログラミングの規制に縛られていない。
この情報には、この脳内物質をこれだけ分泌する。それがシナプスにどのくらいになれば、次の神経細胞にどんな電気信号を送るか、こうしたことを臨機応変に処理している。実行命令のプログラミングも必要としていない。
隆史は〈神眼〉を継承され、また使っていて視覚がいかに多くの情報を脳に伝えることができるかを実感している。
人間をコントロールしているのは、脳である。脳は進化の過程で絶滅しないために本能というものを人間に与えた。
食欲・性欲・睡眠欲、そして人とのつながりを求める欲望も。
山科遥が欲情を尿意だと思ってしまったのも、隆史は遥の脳が活性化しているので、別の感覚にたとえてみせたのだとわかる。
隆史は声優になった小野田美樹が性感を命の危険を感じているために、排泄にさえ感じたことを見せつけられている。
脳を活性化する方法は、命の危険を脳が感じた警戒状態にしてしまえばいいと、小野田美樹とセックスをして隆史は気がついた。

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