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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 559

それまで目を閉じて隆史の愛撫に身をまかせていた七海が、目を見開き「……んあっ、はううぅぅっ!」と艶かしい声を上げながら、床にぺたりと尻をついて座り込んでしまった。
隆史にイッた顔を見られたくないのか、恥ずかしそうにうつむいている。
両手でドゥーズィエムクラスの黒のワイドパンツの股間の上を必死におさえている。
七海の肩のあたりがまだ小刻みに震えていた。
(よし、準備完了)
隆史はそばで立って七海のショートボブのさらりとした髪を撫でてやりながら、そんなことを考えていた。
「七海、立てそうか?」
隆史が手をのばし、脱力した七海が立ち上がるのを手助けした。
(隆史さんとキスして、ちょっと乳首をいじられただけで、あたし、イッちゃった)
七海はそれがマウススプレーの効果で、全身の細胞レベルの大革命が起きているからだとは、まったくわかっていなかった。
立ち上ががったが、ふらついて隆史にしがみついている七海の目は潤み、体は火照っていた。
イッた直後に七海自身ではっきり愛液が溢れたのがわかったので、下着まで濡れてしまっていた。
隆史が七海の手を自分のジーンズの股間のあたりにふれさせた。隆史が勃起しているのがわかる。
「七海に興奮して、こんなに勃起してるよ」
隆史がそう言って照れくさそうな表情を浮かべた。
七海が隆史の股間のあたりをゆっくりと撫で上げて顔を上げる。隆史が七海の頬をそっと撫でたので、七海は目を閉じる。隆史が唇を重ねてきた。
「……ん……んふ……ふぁ……っ……んっ……ん〜っ……」
ちゅっ、ちゅぷ、れろ、れろっ……はぁ……はぁ……。
七海の思わずこぼれる声。舌を絡めあうたびに唾液が立てる湿った音。七海の吐息がそれに重なる。
隆史がそっと七海のほっそりとした首のあたりにふれると、七海はぴくっと反応してしまう。
七海は、パチプロの唐沢康之と再会して七海のことを金儲けの道具としてしか見られていないと感じたので、唐沢康之の渡してきた電話番号のメモは駅のゴミ箱に捨てた。唐沢康之と打ち子たちがいるパチンコ店を避けて、七海は駅前ではなく郊外型店舗のパチンコ店で仕事を続けた。すでに依頼を受けている期間が終わったら、パチンコライターはやめて、フリーターに戻ることを考えていた。
そんな傷心の七海にパチンコ店でアルバイトをしているという大学生が声をかけてきた。
七海が隆史に初めて出会った日は、茂木誠を追い出した翌日だった。七海と同棲している部屋に、昼間は七海がパチンコを打っていて戻って来ないと思った茂木誠は、ナンパしたキャバクラ嬢を連れ込んで、いちゃいちゃしていたからだった。
隆史が首すじにふれた瞬間に、今までのセックスの記憶が一気にあふれてきた。
パチンコの師匠でもあった唐沢康之との初体験。
処女喪失の痛み。それ以上の感動。
再会した唐沢康之とのセックス。
パチプロからバチゴロになった唐沢康之への失望。 失恋した七海の心の隙間を埋めるようにナンパしてきた大学生の茂木誠と、セックスしまくった日々。
今の七海とは関係ないふたりの男性との記憶。
(せっかく隆史さんといるのに……あたしは最低だ。元カレふたりとのセックスをこんなときに思い出すなんて)

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