PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 555
 557
の最後へ

媚薬の罠 557

快感を感じて脱力して気絶するレベルを10とするなら、眠り込んだりうとうとしてしまうのが9、何も考えがまとまらずぼんやりしてしまうのが8ぐらいなら、足腰が立たなくなるのは7ぐらいの脱力感だろうか。脱力感は実際に絶頂させるほど蓄積していき、レベル9になれば疲れきって眠ってしまう。一気にレベル10に達すれば、身も心も壊れてしまったのではないかと隆史はヒヤリとさせられる。
この脱力感を軽減するため〈神眼〉の感度抑制で制御しようとすると、肝心の脳が絶頂したと認識した瞬間に起きる体の反応そのものが抑えられるのではなく、脳の認識を催眠によって本当は5回絶頂したところを、脳に3回と誤認させることによって制御するため、隆史の精液の引き起こす連続絶頂への準備が遅れてしまう。
以前の媚薬では脳の認識で絶頂1に対して体の緊張と緩和、痙攣、脱力感セットが1というバランスをわざわざ成立させ維持している。
これは男性がウェットオーガズムの絶頂1=射精1のバランスで成立しているのに似ている。
隆史の精液の連続絶頂効果に対して、脳が拒否反応を起こさないようにするために100の予備絶頂が必要になるなら、痙攣や脱力も100を体験することが必要になってしまう。
〈神眼〉の感度上げは、たとえば脳の絶頂認識10=体の反応1と脳の絶頂認識を誤認させるということである。
たとえば乳首をいじって気持ちいいというのを絶頂1と脳に認識させるには、それが絶頂の反応だと脳にすりこむ訓練が必要になる。射精しない絶頂のドライオーガズムは脳の絶頂認識の基準の変更というダイナミックなシステム変更が、脳と体のあいだで起きている。
〈神眼〉の感度上げは、絶頂までに至らないはずの快感による小さな体の反応であれ、大きな反応である痙攣や脱力を、脳には10の絶頂認識とすることで絶頂1と誤認を引き起こさせている。それはドライオーガズムに導いているともいえる。
改良前の媚薬は脳の絶頂認識と実際に人が感じた絶頂感にはずれがあるのを、脳が認識している絶頂=人が感じている絶頂へ近づけている。
脳が100の絶頂を認識して、ようやく実際に1の絶頂感を得る脳内先行タイプや実際に100の絶頂感があって脳が1の絶頂認識をする肉体先行タイプの人がいる。
隆史の精液の効果が危険なのは脳の絶頂認識が1のところに実際に感じる100の絶頂感が短時間で引き起こされるため、脳の絶頂認識が短時間で残りの99を認識しようとして歯止めが効かなくなり、脳内でいつまでも絶頂認識が認識され続ける。脳がそのためだけに使われてしまい他の命令伝達の信号物質が出にくくなる。そうすれば、人は呼吸を忘れ、心臓の自律は停止することもあるし、五感の認識が維持されなくなったり、たとえばクリトリスが気持ちよかったとすれば、その快感の「神経伝達物質」ばかりか出され続け、体が何千回も絶頂の反応を繰り返しても快感を引き起こし続けてしまう、精液が逆流してきて流れ出る感覚が気持ちいいなら、実際には流れ出ていなくても、ずっと出ている感覚か続く。たとえ自我崩壊しても、まだ逃れられない快感が続く。
隆史の改良された媚薬は、脳細胞レベルのニューロンという細胞が連携して「神経伝達物質」とよばれる化学物質を送りあうことで情報を伝えあっている人体のシステムを活用している。
脳が体から感覚の情報を受けとる。
脳の中核が必要な生命維持に必要な情報の電気信号を発する。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す