PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 548
 550
の最後へ

媚薬の罠 550

媚薬を使いレイプされた椎名瑶子は、隆史への愛情が自分の中で消えずに残っていると気がついた。
椎名瑶子の婚約した相手は、転職先の重役の娘ともひそかに二股をかけてつきあっていた。
椎名瑶子が、隆史の思いを受け入れ、婚約者に別れを告げに言ったタイミングで二股をかけていた娘とはちあわせた。婚約は破棄したが婚約者の嫌がらせなどもあり、務めていた会社に居ずらくなり自主退社した。隆史と再会しなくても別れていたはずなのだが、隆史は自分が行き違いになったせいで苦労をかけたと後悔している。
隆史は椎名瑶子と再びはぐれないように、瑶子に就職先を斡旋した。
教祖代理の倉持志織をリーダーとする〈天満教〉信者が経営するパチンコ店である。
椎名瑶子にこのパチンコ店を斡旋する少し前に隆史は、パチンコライターの関口七海をこのパチンコ店の事務所に誘い込み監禁、媚薬で欲情させてラブホテルに連れ込んだ。七海は隆史の媚薬の効果から6歳の頃に癌で亡くなった父親から優しくされた記憶を思い出した七海は、隆史にも優しさを感じて、隆史のことが好きになった。
七海は隆史に自分の電話番号を渡しておいた。旅打ちで北海道に一人で宿泊していてさみしくなった夜に隆史から電話がかかってきた。
(どうして、隆史さんは私の気持ちが弱ってる時にタイミング良く近づいてくるんだろう?)
隆史に強引にナンパされた時は、つきあっていたヒモの彼氏と別れたあとで、見切りをつけて別れたけれど、さみしかった自分の気持ちをごまかしていたタイミングだった。
隆史にナンパされてなければ、ヒモ男とよりを戻してしまっていたかもと、七海は今夜は思ったと隆史に電話で話すと「もしもなんて、歴史にはないって七海は知ってるか?」と言われた。
「なによそれ?」
「自分で決めたことなんだから、もっと自信を持っていいんじゃないかな。俺のことを好きになってなければ、とか言うなよ。こまっちゃうから」
「こまっちゃうの?」
「好きでいてほしい」
「わかった、好きでいてあげる」
「こっちに戻ってきて、仕事をさぼりたい日に連絡してくれ。デートで黙って並んでパチンコ打って、俺と目も合わせてくれないとかは嫌だからな」
今日の実戦記録と感想を出版社に送れば、関口七海の今回の旅打ち企画は無事終了である。
椎名瑶子は来店客に話しかけても大丈夫なタイミングか、そっとしておいたほうがいいタイミングかの見極めがうまい。
今日の関口七海は大丈夫と判断した。
昨夜、隆史に連絡して明後日に会う約束をしている関口七海は、頭の中の半分は隆史のことしか考えていない。
(だめだめ、今日はまだ、お仕事に集中しないとね)
関口七海はそう思いながら、遊戯台のハンドルを握っている。
夜21時17分、実戦終了。
関口七海は店から出た。会員カードに貯玉して換金交換はしない。
帰ったら食事は買い置きしてある冷凍食品のチャーハンと餃子で済まそう、と駅に向かって歩いていると、三人の若い男たちにからまれた。
「オネーサン今日はたくさん玉出してたねー」
どうやら20時過ぎてから、まとまって連チャンしたあたりを店で見ていたらしい。
坊主頭がのびかけのいがぐり頭の男が前をふさいで話しかけてきた。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す