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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 546

隆史は勃起したモノを閉じ合わせた太ももの間に、押し込んでみた。
(……えっ、これって男の人の……嘘でしょ……そんな)
小野田美樹が挟んでいたくないので、少し脚を開いて腰をくねらせ逃げようとする。
くちゅっ。
そのタイミングを待っていた隆史の指先が小野田美樹の性器のわれめを襲った。
「んっ……ふぅ……くぅっ……やっ……んんっ!」
われめに中指の指先を挿入され、親指のはらでクリトリスをくにくにといじられると、小野田美樹はそのあたえられた刺激に合わせて、腰をくねらせ、声をこぼした。
(私、痴漢されて……あっ、んあっ……だめぇ、イッちゃうっ……んんんっ!!)
目を見開いて、あごを上げた小野田美樹が絶頂してびくびくびくっと震えると隆史は指を抜いて、一歩うしろに下がった。
小野田美樹は、痴漢された女子高生の愛佳になりきって、かろうじて立ったまま胸を隠して、目を伏せた艶かしい表情で、股間から愛液を滴らせて震えている。
隆史が近づいてイヤホンを外してやり、背後から抱きしめて、震えがおさまるのを待った。
「……隆史さん……私……痴漢されて……」
「なかなかいい声だったよ。次は鉄道警察の私服警官の恵美をやってみようか」
「えっ、それって電車の中で痴漢されて、おしっこを漏らしちゃうっていうやつですよ」
「お風呂場なら、大丈夫だよ」
何度も絶頂させて脳を快感に慣れさせないと精液で取り返しのつかないことになりかねない隆史は、手を引いて小野田美樹を浴室へ連れていく。
(それにしても、私服警官の名前に恵美って、まったく翠のやつ、名前を思いつかなかったんだな)
隆史の元公安の潜入捜査官の経歴を持つ愛人の名前は、本条恵美である。


後日、オーディションで参加者たちは手渡された台本を見て、とても困惑した表情を浮かべていた。
―――小野田美樹だけが微笑を浮かべている。
「痴漢に恋して」
隆史は事前に小野田美樹が声優として再スタートを決意した時、ちょっぴり有利になるように、緒川翠と裏工作をしていた。
その日のオーディション参加者は34名で、選考する審査員の中に緒川翠もいる。そのことは参加者には隠されていて、緒川翠はスーツ姿でわざわざ変装して、芸能プロダクションの現場スタッフにまぎれこんでいる。
「はぅあ! だめ……んっ……だめだめぇぇ、でちゃうぅぅぅ!」
鉄道警察の私服警官の恵美の役がわりふられた小野田美樹がマイクに声を張り上げた時、その場にいたスタッフに鳥肌が立ったという。
監督の真鍋敦彦は原作者が推薦する参加者には事前に名刺が渡されていると、こっそり緒川翠から聞かされていたので、絶対に認めないと張り切ってヘッドフォンをつけて聞いていたのだが。
音響効果を担当する鈴木達夫が監督に「他のヒロインの声もやってみてもらいましょう。ぜひ、聞いてみたい」と耳打ちした。
鈴木達夫はベテランで、うなずくか首を横に振るか反応なし、というリアクションしかしない。
たいていは反応なしで、うなずいたのは主人公の痴漢役の男性声優をオーディションしたとき、スポンサーから話題になるように、ベテランの男性声優を起用してくれとアニメ製作プロデューサーが言われて、オーディションした時だけだった。
たしかに鉄板。息で演技をつけるなどプロ声優と新人声優との力量の差を監督も認めざる得なかった。
そのこともありヒロイン役の声優は内輪の推しなど認めないと強気で審査にのぞんでいたのだった。
(翠、俺が演技指導したから完璧……いやそれ以上だぞ、なんて隆史さんが自信満々で電話してきたから、監督に推薦しておいたけど、推薦する必要なんてなかったかも……素敵よ、美樹ちゃん!)
倉持志織がスタジオの廊下に出て「よっしゃー!」とガッツポーズをしているのを、宣伝広告担当のアニメ製作会社の社員が見て小走りで近づくと声をかけた。
「メイプル先生、どうしたんですか?」
「ちょっと中に行って、今、オーディションを受けてる子の声を聴いてみて。震えるわよ」

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