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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 539

田口純也が19歳の時に原瑛子が自殺した。
原瑛子は田口純也が〈天満教〉から送り込まれた人間だと中川静乃に教えてから自殺している。
北川天に対して枕営業を原瑛子にかけさせたのは、中川静乃で、芸能界を引退させるには北川天とのスキャンダルなら、原瑛子に釣り合うと考えたからである。それは純也を自分だけのものにするためだけに仕組まれた罠だった。
純也から〈天使の涙〉の原液を投与されてセックスした原瑛子は、中川静乃の男に手を出してしまったことを後悔した。中川静乃から純也を奪える自信がなく、また北川天から純也は〈天満教〉の信者で純也をあきらめるように言われていた。純也と別れるぐらいなら死んでやるという遺書は中川静乃が所持している。
洗脳されたヤクザの組長や組員は、フランスのドラッグ・ディーラーから〈アーンジュ〉を北川天のために手に入れようとした。それは捜査官の本条正和を殉職させる結果となった。〈アーンジュ〉の取引の信用を作るための覚醒剤取引に北川天は失敗することになった。
北川天に洗脳されたヤクザが一度の摘発で全員逮捕されたわけではない。田口純也に頼まれてヤクザは大麻や覚醒剤を都合した。
純也は総括マネージャーとして第6ビルの枕営業用の女性たちの管理から始めた。使い物にならないと判断すると純也は女性たちを〈天使の涙〉の原液で始末した。
北川天の失踪後は、独自の判断で徐麗花の組織の鄭虎がひそかに作っていた犯罪グループの入雑貨店の女店長とも肉体関係を持っていた。薬物依存が進んだために見捨てた。
北川天の失踪後に統制を失ったヤクザたちは公安警察の内偵やマトリの違法薬物摘発、その他の法規制の整備により統合されていった。
「純也に色目を使う女はどんなに才能があっても追い出してやるわ」
女社長の中川静乃が純也に宣言した通りにAV女優になった白石ひなは、シズノエンターテイメントに在籍していながら、AVに無断で出演した闇営業でシズノエンターテイメントから追い出された。
AVの撮影だがレイプものだと教えずに撮影スタッフでレイプした「ガチンコレイプ」シリーズを制作していた監督などが逮捕された。白石ひなの隠れたデビュー作はグラビアDVD撮影のつもりの女の子がスタッフに輪姦される「ガチンコレイプ」シリーズの元になった作品である。これが売れたので、白石ひなはAV女優として活動して生活していくことになった。白石ひなが純也のことを訴えたりしなかったのは、純也が定期的に天使の涙の原液を使ってキメセクしていたからである。
感情の希薄化と無気力という副作用に蝕まれた白石ひなを純也は「別れよう」と見捨てた。稼いだ金を貢がせていたにもかかわらず。
7年間で所持していた〈天使の涙〉は、ほとんど使いきり、最後の原液は中川静乃に使用した。
シズノエンターテイメントの次期社長は田口純也とする、という遺書まで作らせてすでに弁護士にあずけてある。
「小野田美樹を引退させようと社長と考えてたら、失踪した。動画のことが暴露されたら、シズノエンターテイメントの信用がた落ちで、倒産したら、もう原液もないお前には女を喰いものにして生きていけないからな。暴露される前に小野田美樹に問題があって引退させる気だった。第6ビルの総括マネージャーが拐ったのをお前は知っていて、なるほど今までヤクザと取引があったのはそいつで、自分じゃないと押しつけて、中川静乃を丸めこもうと、利用したわけだ」
「檜垣隆史は全部お見通しというわけか。探偵の知り合いがいるとは思わなかった」
「グラビアアイドルちゃんがぶっ壊れてから、本条恵美に見つけさせて、また見捨てるつもりだったんだな」
「それが何が悪い。どんな会社だって利益が出るようにしか分け前を分配しない。あの子もグラビアアイドルになれたんだ。俺が書類選考して選んでやったんだ。それでもう、充分だろうが!」
隆史がそばに置いてあったスマートフォンを手に取って話しかけた。
「よーし、言質は取った。グラビアアイドルちゃんも聞こえたかな〜。グズ野郎のことはもう忘れて、元気に活躍して下さい。そのまま、志織のところに行ってグラビアアイドルちゃんにラムネ菓子をあげてくれ。おい、クズ、グラビアアイドルちゃんはお前たちの会社を辞めるけど、全部うまくいくと思うなよ」
「くっ、なんなんだ、こいつは」
田口純也はソファーから立ち上がると、探偵事務所から出て行った。

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