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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 534

「このエッチな動画が何の関係があるのよ!」
「これを見てグラビアアイドルちゃんに自分もしゃぶられたいと思った奴がいたんじゃないかな。そしてこの動画で最後はいきなり途切れるんだけど、この動画、音がかぶせられて編集されてる、恵美、目をつぶって音が小さくされてるけど、誰か名前を言ってるからヘッドフォンで聞いてみて」
本条恵美が耳をすまして確認した。
「恵美、俺に守秘義務があるとか抜きにして、依頼人の名前を教えて」
「田口純也」
谷崎麗がヘッドフォンをつけて首をひねりながら3回聞き直して、やっと聞き取れた。
「そもそも、八神渉から恵美の話を聞いたっていうのがへんな話なんだよ。正確に言えば八神渉がヤクザから追っかけられてたのを本条恵美っていう探偵が助けたらしいって噂を聞いたんだろうな。俺のことや徐麗花のことをこの依頼人の、純也さん、は知らない」
顔射された小野田美樹が「純也さん」と2回言っていて、しゃぶる前と顔が精液まみれになった直後に言っている。
この動画は田口純也が撮影して、ネット上に公開したものとわかる。
隆史は倉持志織に電話をかけた。
「田口純也、そうそう……うん、なるほど、信者だったけど、いなくなった人か、わかった」
隆史は倉持志織から田口純也が〈天満教〉の信者だったが4年前に姿をくらましていることを本条恵美と谷崎麗に伝えた。
「親が〈天満教〉の信者だったらしい。そこで〈天使の涙〉か廃工場にあった原液を見つけて盗み出したから、逃げ出したのかもな。そして自殺した女優とAV女優も、田口純也と女社長の二人と関わりがあった」
「なんで私に依頼してきたか、そこが重要ですね」
「女社長からは原瑛子殺しと田口純也の関係を聞き出そうか。でも、それは今じゃなくてもいい。AV女優の白石ひな殺しは女社長とは無関係かもしれない。あと今回のグラビアアイドルちゃん失踪も」
「だから、隆史さんは女社長は小野田美樹さんの居場所を知らないかもって言ったんだね」
「そう、そして、グラビアアイドルちゃんの失踪には、田口純也が女社長と同じかそれ以上、人に恨まれていて、動画を見た奴がグラビアアイドルちゃんを拐って田口純也が犯人になればいいって考えた可能性はある」
本条恵美は、小野田美樹の部屋は田口純也が訪問した時には鍵がかかっていたこと、部屋は荒らされた形跡がなかったこと、スマートフォンが置き去りになっていたこと、と隆史に純也から得た情報をわかりやすく話した。
「犯人はグラビアアイドルちゃんの部屋の合鍵を持っていて、帰りは戸締まりをした。部屋から何も持ち出していないのはグラビアアイドルちゃんのファンではないし、グラビアアイドルちゃんが拐われるときはおとなしかったってことかな。スマートフォンは持って行けばグラビアアイドルちゃんが誰かに電話するかもしれないし、グラビアアイドルちゃんが自分から失踪したわけじゃなく、つまり家出じゃないってことがわかるね」

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