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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 531

いつも見守って気づかってくれている人をオナニーで思い浮かべて興奮してるなんて、はしたないし、失礼なことだとわかっている。わかっていても、好きという気持ちを意識して純也や客先で隠すほど、部屋でひとりになると切なくなって、こうしてたまにオナニーをしてしまう。
「んふぅ……あぁっ……純也……さ……ん……はぁ、はぁ、はぁ……」
美樹はびくっ、と快感に震えて、体を丸めた。
そのあとは乱れた呼吸が落ち着くまで、目を閉じたままじっとしていた。
(またしちゃった、こんなえっちな子だって純也さんが知ったら、がっかりしちゃうかも)
ぼんやりとベッドのサイドボードの上にある目覚まし時計を見て夜中の1時すぎたとわかった。
寝坊しないようにと、純也がくれたこの目覚まし時計は小野田美樹の宝物だった。
(おやすみなさい、純也さん)
オナニーのあとの心地よい疲れにまかせて小野田美樹は眠りについた。
一時間後、すっかり小野田美樹が眠りについているのを寝息から確認した二人の侵入者たちは、一人がペンライトで小野田美樹のしなやかな腕だけを照らしていた。もう一人の侵入者は、あらかじめ用意しておいた注射器で眠っている小野田美樹の血管にゆっくりと薬液を注入していった。


「あの、俺、午前中から客先との打ち合わせがありますから、静乃さん、ありがとうございました。失礼します」
ベッドの上でうつ伏せの姿勢で脱力して、純也が膣内射精した精液をとろとろとあふれさせている中川静乃が眼を閉じたまま微笑していた。
着替えを終えた田口純也が部屋を出ていく音を聞いていた中川静乃が一人になると「ふふふっ、あ〜、純也がどんな顔をするか楽しみだわ」とひとりごとを言った。
田口純也が昼12時に小野田美樹の部屋に迎えに行き、合鍵で部屋に入ると美樹の姿はなかった。ベッドに美樹の脱いだままのパンティだけが残されていて、スマートフォンや財布などの貴重品もそのまま残っていた。
仕事前に、コンビニエンスストアーに飲み物やお菓子を一人で買いに行くことが小野田美樹はあるが、どうもそうではないらしいとすぐに田口純也は気がついた。
「……美樹、どこに行った?」
田口純也はベッドに残されたパンティを手に持ってつぶやいた。
「純也、あなたには辞めさせなさいとは言ったけれど、いきなり失踪させろとは、私は言わなかったわよね!」
中川静乃が事務所の社長室で声を張り上げた。
「仕事に穴を空けて、うちの信用はお金じゃ買えないのよ。あなたがついていながら、なんてこと!」
純也はひたすら「すいませんでした」としか言えない剣幕の中川静乃が純也の目の前で、今日の予定だった小野田美樹のかわりに無料で二人の女の子を向かわせる条件で、客先と電話で話をつけた。
「まだあまり有名じゃない子だったからマスコミも騒ぐことはないけど、実家には確認は取ったの?」
「福岡の実家には戻っていないようです。失踪したことは伝えていません」
「それでいいわ。夜逃げした子がすぐに実家に帰るとは限らない。1ヶ月してから、私が迷惑していると連絡します。戻ってくるかもしれないけど、純也はもう小野田美樹のことには関わらないこと。わかったら今日は帰っていいわ」

田口純也の話を聞いた本条恵美と谷崎麗(タニザキウララ)は。女社長の中川静乃がすぐに怪しいと感じた。
田口純也は現在は檜垣家の湯治場で住み込みで働いている八神渉(ヤガミワタル)から、本条恵美という名探偵がいると聞いていた。
「警察には通報しないのですか?」
本条恵美が田口純也に言った。
「警察に通報すれば疑われるのは合鍵を持っていて確認のために部屋に入った俺だと思います。財布の中身もあったし、荒らされたようでもなかったから指紋や髪を残しているとは思えないんです」
「誰かから呼び出されたということは?」
「それなら、スマホを持って行くはずです」

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