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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 527

マンガ家のメイプルシロップこと緒川翠(オガワミドリ)のマンションの部屋に隆史が訪れたのは、月虹学園の特別ゲスト講師として招くためだった。
月虹学園の卒業生は山崎瑠々をふくめて、いろいろな方面で活躍している人物を多数輩出している。
「翠が女子高生に手を出さないなら、お願いしたいと思うんだけど」
「手を出すって言い方は止めてほしいわ。でも、本田綾さんみたいにかわいい子はいないでしょう?」
「かわいいというか、見た目がカッコいい女子ならいないこともない」
「ん、そこのところをちょっと詳しく聞かせてくれるかしら?」
「行ったらすぐにわかる。見たほうが早い」
「なんかずるいわね。女子高生ぐらいで私が釣られるとでも……」
「じゃあ、他をあたってみるかな〜」
「……私でよければ、別に行ってあげてもいいよ。隆史さんのお願いじゃ、断るわけにはいかないから。んー、もう、しょうがないなぁ」
隆史は緒川翠に、美術部に河井望という子がいてパソコンで絵を描いているのを訪問した時に隆史は見せてもらったことや「聖戦シャングリ・ラ」のプレイヤーだと教えておいた。
「美術部への特別ゲスト講師ってことでお願いします、メイプルシロップ先生」
「教えられることがあるかわからないけど、行ってきます」
「ちなみに河井望は星野舞の仲良しだから、絶対に手を出さないように」
「星野舞ちゃんって〈天満教〉の話をしてくれた時の子よね、たしか」
「記憶力は抜群だね。星野舞が〈天満教〉の信者ってことは学園長も知らないし、他の生徒も知らないと思うんだ。だから翠も知らないふりをしておくようにな」
「わかったわ、内緒ってことで♪」
ゲーム制作会社フェアリードリームのプロデューサー岡田昴(オカダスバル)は、緒川翠と対談するゲストとして月虹学園に呼ばれることになる。
緒川翠は高校卒業後、すぐに新人賞を受賞してデビューした。
岡田昴は大学生だった時にゲーム会社主催のシナリオコンクールに入賞したあと、ゲーム会社でクリエイターとして働き、そこで気の合った仲間と出資してホワイトリリーというゲーム会社を設立したが、家庭用ゲームの法規制で参入できず倒産、その後に現在のフェアリードリームを設立という苦労してきた人物である。
河井望は面接で志望動機を聞かれ「メイプルシロップ先生と岡田昴さんの対談を拝聴したので、フェアリードリームに入社したいと思いました」と面接官に答えて、入社試験をクリアーしている。
隆史は緒川翠に月虹学園のゲスト講師を依頼した。
探偵の本条恵美が、学園に潜入するのは目立ちすぎるからである。学園に潜入できる理由があり、隆史が情報収集を頼まなくても、マンガのネタを常に集めるのが癖になっている緒川翠なら学園内の調査にちょうど良いと考えた。
隆史は学園内にドラッグが蔓延していないかとても気になっていた。翠がもしも覚醒剤や幻覚剤を使われても、すでに隆史の精液でも壊れない脳と体を持っている。
「ドラッグの噂を聞いたら、すぐに〈パンドラ〉に知らせてくれ。あと、何か使われたらすぐに俺が治療するから」
「それで隆史さんは、私をどろどろの精液まみれにしてみたのね」
島袋琉(シマブクロレン)は隆史と同じ毒に対する耐性があるから心配はない。星野舞も倉持志織と連絡を取り合っているので、解毒薬で対応できる。
学園長の神宮寺桃子や河井望はどうかと言われたらさすがに不安になる。
「もしもドラッグが悪用されていたら、どうするつもりなの?」
「おしおきする」
隆史はそう緒川翠に言った。

小野田美樹(オノダミキ)は芸能プロダクションに所属しているアイドルである。
「お疲れさまでした〜」
1ヶ月後に週刊誌に掲載される予定の水着撮影が終ったのは夜の11時過ぎであった。
美樹の所属する芸能プロダクション「シズノエンターテイメント」は中川静乃(ナカガワシズノ)という女社長の経営している。
小野田美樹のマネージャーである田口純也(タグチジュンヤ)は、中川静乃から直接、小野田美樹を自分から事務所を辞めさせるかたちでリストラするように命じられていた。
今年55歳になる中川静乃のマンションにこの撮影のあと呼び出されているので、田口純也の気分はとても落ち込んでいた。

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