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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 519

「遥、帰るぞ」
と隆史に言われて「ちょっと休憩」のあとはセックスすると思っていたので、明らかにむすっと不機嫌な顔になって遥は服を着た。きついブラジャーもふくらみを強引に押し込んだ。
「遥、なんで怒ってるんだ」
「怒ってません!」
焦らすだけ焦らされておあずけされたような欲求不満と、もし先週と同じテーブル席で再会できたら、デート交際ではなく彼氏になって下さいと告白する気だったのに、タイミングを逃してしまって言えずセックスのあとで言おうと思っていたら、帰ろうと言われ、遥はイライラしていた。
服を着て振り返った遥に隆史はキスをしようとしたので、わざと顔をそらして、キスから逃げた。
「ちょっと話がある」
隆史は遥をベッドに座らせ、隣に腰を下ろした。
「なんですか」
学費も免除にしてもらえ、隆史の連絡先も教えてくれると言ってもらえて、応援もしてもらい怒るのは筋ちがいだとわかっていても、遥はイライラがおさえきれない。
「なんでここまで体を許したのに、この人はセックスしてくれないんだろうって思ってるんだろう」
「当たり前じゃないですか、一緒にラブホテルでお風呂に入って、ベッドでキスして体を舐めたりさわったりしたのに、私のことをからかってるのかと思いましたよ」
「今すぐここで、遥は俺とセックスしたら壊れる」
「壊れるってなんですか?」
隆史は自分の精液は特殊で女性に強烈な快感をもたらすことを教えた。その快感に脳がついていけなければ、廃人のようになってしまうか死んでしまうこともあると教えた。
1回の射精で出る精液の多量のため、コンドームでは破けたり、隙間から漏れることがある。
膣内射精による膣粘膜からの吸収、口内射精による経口摂取などで効果が起きる。経皮吸収は効果は軽減するか無くなるわけではない。
「わかりやすくいえば、体外射精でも影響があるってことだ」
対策として脳が精液によって引き起こされた快感に順応する準備が必要となる。
「遥の脳は俺の精液によって引き起こされる快感に順応できる快感の記憶が今は不足しているんだ」
「避妊具が使えないということは、妊娠しやすいということですね」
山科遥が隆史の説明を聞いて、理解できたことを確認した。
檜垣家の当主の精液は特殊な効果をもたらすが、きわめて妊娠させる力が弱いことも隆史は教えた。
山科遥は隆史の打ち明けた話を魚の骨がひっかかったように納得できなかった。
しかし、隆史が浴室やベッドで欲情して勃起していたのは、ちらちらと見ていたのでわかっている。
「このあと何か予定があるんですか?」
隆史が別の予定があって、たとえば他の女性とセックスするために遥とはセックスせずに済ませてデートを切り上げようとしているのではないか、と遥は考えた。
「今日は遥とデートだから、デパートに行って下着を買ったり、何かしたいことをして、なにか美味しいものを食べようかと思ってるよ」
このあとも隆史はデートしてくれるつもりらしいことがわかって、遥は眉をしかめた。
隆史が欲情しているのに、セックスを我慢する理由がわからない。
「看護師を目指してるから、俺の体の話を医学の知識で考えて一般的な常識にあてはめてみて、俺が嘘をついてると思ってる感じの顔だな」

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