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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 500

島袋琉は、とてもおとなしそうな星野舞が、赤裸々に話すのを聞いて、ちょっとドキドキしたり、薬がやめられなくなったのを聞いてこわくなったりした。好きな人とのセックスは気持ちいいと聞いて、アルペールとアナルセックスというやりかたが見つかったときは、すごくうれしくて、感動したのを思い出したりしていた。
「私は隆史さんだったから、あんなに気持ち良かったんじゃないかって思ってるんだけど。だって、たとえば、望ちゃんのことは友達で仲良しだけど、ペロペロされても、何回もイッちゃうとかないと絶対にないと思う。今、ちょっとしたことにでも、ちゃんと笑えたりしてるのがうれしい。〈天使の涙〉を使ってたときは、心が石になったみたいに何にも感じなくなって、無気力になってた。でも、その時はちょっとおかしいな、ってぐらいにか思えなかったから」
島袋琉は話を聞いていて倉持志織が「またお注射なされますか?」と聞いた時の声を思い出した。
(アルペールは俺に。天使が迎えに来たって言ってたな)
「琉くん、なんか普段は人に話せないことだから、いっぱい話ちゃった。ごめんね」
島袋琉はじっと星野舞の顔を見つめて言った。
「〈天使の涙〉を服用し続けたら、天使の幻が見えるようになる、そして、飲んでない時にも天使の幻が見えるようになる。そう言ったよな」
「そうだよ。踏切を渡っている途中とかで天使が降りてきて動けなくなったら、遮断機が降りても、逃げられなくて轢かれちゃう」
「動けなくなるなら、ちょっとちがうかな」
島袋琉はフランスで同棲していた恋人が、天使が迎えに来た、と言って夜に部屋から出て行って失踪してしまったことを、星野舞に話した。
「似てるけど、ちょっとちがうね。〈天使の涙〉は天使が降りてきて体に入ると、頭の中が一瞬真っ白になって体から力が抜けちゃう。あと、おもらしをしちゃったみたいに、すごく濡れちゃうの」
「男の人が〈天使の涙〉を使うと、とうなるかは知ってるか?」
「男の人は、天使が入ってきて、射精して、よだれを口から垂らして、そのまま気絶しちゃったり、心臓麻痺を起こしたりするって。だから、儀式で服用するのを3錠は守らなきゃだめだし、毎晩とか飲んじゃだめって北川天から聞いたよ」
「…………わかった、アーンジュだな」
島袋琉はフランスにange(天使)というドラッグがあることを話した。
「名前までそっくりだね」
島袋琉は100倍希釈の原液を注射しても錠剤に加工された〈天使の涙〉のように、女性が絶頂で動けなくなるようなことがないのを知っている。
〈天使の涙〉の錠剤に使われている濃度は100倍よりも濃いものが使われている。
〈アーンジュ〉は100倍希釈かそれより薄く、かわりに幻覚が見えるように何かが混ぜられているようだ。
檜垣隆史はどのくらいの濃度だと依存してしまったり、快感で動けなくなるのかを錠剤を調べて知っているので、自分に「ダブルピースさせた女性に注射していたな。どのくらい薄めて打った?」と檜垣隆史は島袋琉に質問したのだとわかった。

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