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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 496

「隆史様の連絡先は教えることができませんが、一緒に動画に撮られていた松崎誠治というクズの電話番号や知っていることを私に教えていただけたら、確実に檜垣隆史様と会える方法をあなたに教えてさしあげます。いかがなされますか?」
思いがけない名前を出されて、島袋琉がまばたきを繰り返して、倉持志織を見つめた。
(なんで、今、このタイミングで松崎誠治の話が出てきたんだろう。でも、なんでと聞いたらこわい話をされそうだ)
「電話番号は0XX―48XX―XX52。千葉の船橋駅前にあるオリンパスというパチンコ店とウィンベル・カザンというパチンコ店によく行っているらしいです。その他のことは知りません」
「ふふふっ、わかりました。情報提供、感謝いたします」
島袋琉に倉持志織は、隆史に必ず会える方法を教えた。「ずいぶん長く話してしまいましたね、東雲市まで帰れますか。帰らずここにお泊めすることもできますけど」
「タクシーで帰ります」
「では、またお会いしましょう」
島袋琉は清心女性サポートセンターのビルから出ると、大通りでネット検索して見つけたタクシー会社に電話した。10分かからず、タクシーは到着したので、後部座席に乗り込むと、やっと気持ちが落ち着いてきた。

星野舞。
月虹高校の2年。美術部所属。
親元を離れ女子寮で暮らしており、隣室の同級生の河井望とは同級生で、同じ美術部である。
現在はナチュラルボブの髪型だが、ベリーショートの髪型の時期があった。自宅に引きこもり、すさんでいた時期である。
虚ろな目をして〈天使の涙〉が手放せない感情を失いかけたジャンキーになっていた。
天満教の教祖、北川天に〈天使の涙〉が欲しければフェラチオするようにと要求はエスカレートしていたが、処女を奪われる前に、北川天は失踪した。
檜垣隆史が星野舞を、媚薬を使いクンニをして快感で感情を目覚めさせる治療に成功した。
今は少しおっとりとした、おとなしい印象の、よく微笑を浮かべている、かわいい女子高生である。
檜垣隆史に必ず会える方法を、倉持志織から教えられた島袋琉は、昼休みに隣のクラスに行った。
「星野舞はいるか?」
声をかけられた女子は一瞬、島袋琉に見とれてぼーっとしていたが、あわてて星野舞を教室から廊下に連れてきた。
ベリーショートの髪型で褐色の肌に、凛々しい顔立ち、男子の制服を着ている男装の美少女。女子生徒からの人気は絶大である。
「うん、昨日の夜、志織様から連絡があったから。琉くんが隆史さんに会いたいって話は聞いてるよ」
「星野舞、放課後に時間あるか?」
「放課後はアトリエにいるけど、廊下で話してるのと、他の部員もいるからあんまりかわらないと思うんだけど……。女子寮に夕方6時に来て」
「わかった」
島袋琉が立ち去ると、教室はざわついていた。
「ちょっと舞ちゃん、なんの騒ぎよ、これ」
河井望が食堂から教室に戻ってきて言った。
「島袋琉くんが来たから」
「芸能人なみの人気だもんね〜」
「でね、望ちゃん、相談があるんだけど……」
星野舞が油絵を完成させたら、檜垣隆史が絵を見るために来ると、島袋琉は倉持志織から聞いた。
倉持志織は島袋琉がビルから出ると、すぐに檜垣隆史に電話を入れて報告。次に本条恵美にも島袋琉が来て話したことを伝えた。
そのあと星野舞に電話をかけたのである。

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