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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 473

「やっぱ、他人から名前を聞くのも変な話だから、やめておくよ、悪かったな」
隆史が戻ってきた池田と志織に言った。
「もし、天満教に興味をお持ちになられたら、私に連絡を下さいね」
ベテラン勧誘係の山本栄子は隆史に名刺を渡した。
「おばちゃんの名刺はいらない。この子が名刺を作ってもらったら、この子の名刺をもらうから。悪気はないんだけど、ごめんな」
隆史は厚化粧の女性が好きではないと倉持志織はあとで知った。
勧誘係の山本栄子も厚化粧だったから隆史はあまり好きではなかったのだとあとで思った。
勧誘で男性に声をかけるのもためらっていた倉持志織は、檜垣隆史と自分から言ったこの男性に積極的に関係を持ち天満教に入信させるように指示されたので困ってしまった。
池田輝雄はとっくに北川天が倉持志織に手をつけているものと思っていた。
池田輝雄は山本栄子にも、ちょっといいですか、とテーブル席を離れて倉持志織に性的な関係を持ってでも親しくなってから勧誘するように指示したことを伝えた。
「うーむ、池田さんが、歳上の人妻の山本さんを熱心に誘ってるな」
「……ちがうと思います」
倉持志織が隆史に断言した。
セミナー担当の池田輝雄とベテラン勧誘係の山本栄子は隆史と倉持志織の分の会計も済ませて、ファミレスから出て行った。
倉持志織と檜垣隆史が、ファミレスに残された。
隆史はクリームパフェを、倉持志織はアイスが乗ったコーヒーゼリーを注文して食べてからファミレスを出た。
「名前はベッドの上で聞かせてもらおう」
隆史は香水型な媚薬を使い、欲情した倉持志織をラブホテルに連れ込んだ。
隆史に処女を奪われた志織は、自分の名前から池田輝雄から指示されたことまで、全部聞かれて話してしまった。

志織はソファーで湯上がりの体のほてりを冷ましながら、隆史と出会った頃を思い出していると、なぜかとても昔の話のように思えた。
「星野舞さん本人から処女だと聞いております。隆史様に処女を捧げて快感に目覚めてしまったら、彼氏を作る気はなくなってしまうかもしれせん」
「それはどうだろうな」
隆史はバスローブ姿で、マッサージチェアーに腰を下ろし、背中をほぐしながら言った。
湯治場の谷崎初音の話を聞かせた。
谷崎初音は、結婚相手に美形の燕杏を選んだ。
「俺もふられることだってあるよ」
「隆史様、その人を10年もほったらかしになさったのでしょう?」
「うん」
「たしかに誰と恋に落ちるかはわかりませんが、私と同じように隆史様に一途になってしまうかもしれません」
すでに星野舞が、隆史以外の相手をまったく考えられなくなっているのを倉持志織は察している。
「そうなったら、隆史様にまたひとり愛人が増えるわけですが、ひとつ聞いてもよろしいですか?」
「ん、なんだ?」
「愛人の誰かが隆史様の御子を授かったあとも、私のことも今とお変わりなく愛して下さいますか?」
隆史はマッサージチェアを止めて立ち上がると、ソファーに腰を下ろして話しかけている志織のバスローブを脱がせた。
「何歳までセックスしたいと女性は思うかわからないけど、俺のコレがじじいになって勃たなくなっても変わらずに仲良くしてくれる?」
「ふふっ、考えておきます。でも、隆史様が私を10年もほったらかしになされるのなら、その時はもう私のことはお忘れになられて下さい」
「なんかのドラマであったぞ、10年間、記憶を失って、大切な恋人のことも忘れてしまうって話だった。そうなった時は延長してくれ。志織とキスしたらあっさり思い出すかもしれないけど」

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