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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 467

隆史は性の快感で、ドラッグの快感よりも強い刺激と満足感を与えて、感情のコントロールを正常な状態に回復させてしまった。
(たしかに隆史くんの精液は、質の悪いドラッグなんかよりもすごいけどね)
山崎瑠々は隆史の精液をフェラチオして飲んだあとの気分を思い出していた。
「志織、解毒薬2錠と〈天使の涙〉を10錠を瑠々に渡してやってくれ」
倉持志織は、台所用品として使われる小さな密封できるジッパーつきのビニール袋に入れて山崎瑠々に手渡した。
「瑠々、ちょっと説明すると、解毒薬は〈天使の涙〉から多幸感を感じる成分を液体にして集めて、市販のラムネ菓子に染み込ませて作られてる。覚醒剤だろうが、コカインだろうが、2錠服用すれば、脳にはドラッグ以上の快感があったと処理される。ただし、これはドラッグとしては使えない。他のドラッグの影響がある脳には効果がある。服用しても別にラムネ菓子を食べた感じしかしない。でも、感情の希薄化や無気力、躁鬱に対して感情のコントロールができるようになる。〈天使の涙〉の錠剤は、黒岩組のヤクザで原田義孝という奴が覚醒剤と合わせて使ってたと上司に報告しておいて。保護施設で保護された女性が所持していたのを、瑠々が譲り受けたことにして、くれぐれも天満教の名前は出さないようにすること」
「うん、隆史くん、ありがとう。これでフランスから〈アーンジュ〉がアメリカに流れこんできても、ドラッグ使用者の救護処置ができるようになる」
隆史は瑠々が錠剤を日本から持ち出すとき、空港で捕まらないか心配していた。
「ふふっ、隆史くん、日本の研究所で成分を分析したら、データをアメリカの研究所に送るから錠剤そのものを隠し持って空港に行くわけじゃないの。倉持さん、成分分析したあとは責任を持って処分するので安心して下さい」
山崎瑠々は〈天使の涙〉の錠剤と解毒薬の錠剤を受け取ると、長居はせずに滞在しているホテルに帰っていった。
「なんだ、もう帰るのか?」
「うん。これをドラッグを止めたい人たちに、できるだけ早く届くようにしてあげたいから」
アメリカでは大麻はWeed (ウィード)と呼ばれていていて州によっては合法化している。
オピオイド(麻薬系鎮痛剤)の蔓延などの問題も抱えている。
さらに中国からフェンタニルが流れこんでいる。フェンタニルとは合成オピオイドの一種で、モルヒネの50〜100倍強力とされる。
山崎瑠々はこうしたドラッグの問題の最前線にいる。

「瑠々はアメリカに渡ってからは、いつも忙しい」
隆史は瑠々の乗ったタクシーを見送って言った。
「隆史さん、さみしいですか?」
本条恵美が言うと、隆史は「おみおくりするときは、少しだけな」と言った。
「隆史様、私のところに来れば、私をふくめて信者の女性たちがいつでも隆史様のお相手して慰めてさしあげます」と倉持志織がにっこりと笑った。
「心配しなくても大丈夫だよ」
隆史は本条恵美と倉持志織のところを訪ねる前に、徐麗花とベッドでシックスナインの体位で愛撫しあって、口内射精で精液を飲んでもらっている。
「島袋琉は恋人も友達もいなくて、さみしいのかもしれないな」
学園長の神宮寺桃子から、島袋琉の両親は幼い頃に他界しており沖縄の祖母と暮らしていたが、留学中に祖母も他界しており、天涯孤独の身の上だと聞いている。

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