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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 464

隆史はレイプ動画を倉持志織の事務所のパソコンに送ってもらい確認した。
「なんかピースしてるけど」
「そこじゃないわ、隆史くん。注射された女の人、すごく早く、顔つきまで変わっているでしょう。これ、覚醒剤だと思う?」
「瑠々、この薬について知りたかったら、ここまで来て。タクシーを迎えに行かせる。この使われてる薬の解毒薬も、俺が作ってある。詳しい話は電話だと長くなるし、薬の現物と治療薬がほしかったら、分けられると思うから来て」
「わかった。私がいるのは、ロイヤルパークホテルよ。隆史くんは今、清心女性サポートセンターにいるのね。行くから待っててね」
山崎瑠々と通話を終えると「隆史様、見覚えがある人がいます」と倉持志織が松崎誠治を指差した。
「そうだな。明日、俺が会う予定の島袋琉は、この注射をした子だ。おそらく〈天使の涙〉の原液を薄めて注射してる」
「恵美、この動画の発信元に今から行って聞き込みに行ってくれるかな。警察のふりをして」
「事情を聞いて戻ってきます」
本条恵美が出かけて行った。
「なんか恋人に置いてきぼりにされたかわいそうな子だと思い込んでたんだけど、志織、これはおしおきしてもいいと思うんだが」
「隆史様、たしかに〈天使の涙〉を悪用していますが、この子だけ、とてもつらそうな顔をしていますから、何か考えがあってやっていることかもしれないので、怒らずに話をしてきて下さい」
倉持志織は隆史にそう言って、ため息をついた。
「松崎誠治さんはおしおきしてもいいです。隆史様に女の人には優しくしろと言われたのに、逃げ出したあと、前よりもクズっぷりが上がっています」
倉持志織はたくさんの信者たちと関わって生きているので、人を見る観察力があった。
逮捕されるのは実行犯だけだと説明した。しかしそれは、情報提供してくれたらの話だと、本条恵美がおどかすと、インストラクターの妻、渡辺美幸は闇サイトと復讐依頼について、あっさり本条恵美に教えた。
「今からくる山崎瑠々は俺の最初の彼女で、徐麗花の親友でもある。アメリカで薬の研究をしてる。俺の作った解毒薬と〈天使の涙〉を1徐だけ分けてもいいかな?」
「山崎瑠々さんですね。その人と会って話をしてから決めます」
「うん。志織、アメリカにも天満教の信者はいるのか?」
「もちろんいますよ」
「北川天がお気に入りだった女性信者で、アメリカで暮らしている女性はいなかったか?」
「お気に入りかはわかりませんが、名前と年齢、住所がわかれば信者リストがありますから、検索することは可能です」
「ナタリー・クリスティー。たしかに天満教の信者です」
イリノイ州スプリングフィールド。年齢28歳。
隆史がタクシーで移動中の瑠々に、自殺した薬物使用者の女性でめずらしいドラッグが検出された人がいたかと電話を入れて確認した。
ナタリー・クリスティーは中央情報局(CIA)に所属していた諜報員だったので、検死の結果、死亡の3年前に特殊なドラッグが使用されていたのを髪から判定した。
日本の天満教に接触して調査していたが北川天によって〈天使の涙〉を投与された。彼女の遺体から検出された成分とフランスのange〈アーンジュ〉というドラッグの成分が酷似していたが、彼女はフランスには行ったことがなかった。
本条恵美が戻ってきて、闇サイトと復讐依頼の話を隆史と倉持志織に聞かせた。
島袋琉が闇サイトで復讐依頼を募集して、復讐を代行したことを確認できた。
「自分が逮捕されても、レイプ動画の被害者女性が誰なのかだけは、渡辺美幸は言いたくないと聞き出すことができませんでした」
「それは島袋琉に確認すればわかるはずだ」
アメリカにいる天満教の信者が自殺していてフランスのange〈アーンジュ〉というドラッグが〈天使の涙〉と成分が酷似しているということがわかったと恵美がいない間にわかったことを倉持志織が恵美に聞かせた。

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