PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 42
 44
の最後へ

媚薬の罠 44

(なんか、理紗子さんの視線が刺さってる感じがこわい)
内心ひやひやしている本田綾だが、元ホステスの接客用の笑顔は崩さない。店で用意してある背中の開いた淡い紫のレンタルドレスを着た本田綾は、他のホステスたちにまったく見劣りしない。
隆史はパーティーの時と同じスティーブ・ジョブズのコスプレのような服装、ただし腕時計はコスモグラフデイトナのアイスブルー。スーツ姿の客たちの中で隆史のラフな服装が目立っている。島田理紗子と本田綾が隆史の腕時計にすぐに気がついて、顔を見合せた。
(もう一人呼んでヘルプにつかせるのが普通だけど、腕時計を見たら、そわそわしちゃうから無理ね)
島田理紗子と本田綾は隆史がかなりの資産家だと知っているので、驚いても、あえて腕時計を話題にしない。
隆史は男性用のビジネスバッグを持って来ている。ココマイスターのブライドル・ダレスバッグ。そこから、新作ゲームの企画書を取り出した。
「今日、戦国ロワイヤルのスタッフで、また新作を制作する計画があって、会議に参加してきたんだ」
会議用資料の表紙に社外秘のはんこが押されてあるが、隆史は本田綾に資料を手渡した。
「オフ会のときにコスプレをしていた二人はキャラクターのモデルなのかなってAyaは言ってたじゃないか。新作のチュートリアルのときに登場する案内役のキャラクターがいるんだけど、Ayaをモデルにデザインしてもらってもいいか聞きに来たんだ。あと、プレイヤーとしてこのゲーム内容の感想や意見を聞かせてほしい。あ、でも、どっちも今すぐってわけじゃないんだけど」
「隆史様、ゲーム制作をなされているんですか?」
「うん、趣味で。スポンサーとして参加してる戦国ロワイヤルってゲームがあってね、俺とAyaは同じゲームで遊んでるんだよ」
島田理紗子に、本田綾はゲーム仲間だと隆史は説明した。
「では拝見いたします。トレーディングカードゲームで、基本コンセプトはマジック:ザ・ギャザリングの成人向けゲームですか」
「そうらしい。タイトルは聖戦シャングリ・ラ(仮)で、ファンタジー系の世界観のゲーム。26ページから主要キャラクター原案なんだけど、名前はまだないけど、召喚の巫女っていうのが案内役らしいよ」
隆史はそう話をしながら、本田綾の表情を観察していた。
本田綾は企画書を手に取り、まず自分がモデルになるキャラクターではなく、どんなゲームかを気にした。
かなりのゲーム好きだとわかる。
誰かに注目されたい、ちやほやされたいという願望があるタイプ、たとえば元AV女優のホステス吉川愛海だったら、自分がゲームキャラクターのモデルになることで、どれだけ世間の話題になるかを気にするだろう。
「脱衣麻雀ゲームみたいに、カードゲームの勝負で勝ったらキャラクターとむふふなシーンをゲットみたいな単純なゲームじゃないですね」
「オンライン型ゲームだから、プレイヤーとの対戦ができる。チュートリアルと初級モードはコンピューターとの対戦で、勝つとカード獲得。そのカードをデッキに組み込むかはプレイヤーの判断しだい」
「プレイヤーとの対戦で勝つと、ランキングが上がったり下がったりする感じですね」
「デッキの組み合わせで、むふふなシーンが獲得できる。対戦で強いか弱いかは、まったく関係ないんだけど」
「チートレベルな特殊なカウンタースキルが発生する組み合わせとかありそうですよね。あと弱いけど華やかな美少女デッキとか……ありですね」

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す