PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 414
 416
の最後へ

媚薬の罠 416

「ん〜、隆史くん、私たちがお風呂のあいだに、何を見てたのかなぁ。えいっ。あー、麗花ちゃん、隆史くん、エッチなやつ見てたよ!」
隆史からリモコンを取り上げて、電源を入れた瑠々がテレビ画面を指さして、麗花に報告した。
「俺の別荘にはアダルト番組のテレビが入らないから、街に出てきた時しか見れないんだよ。でも、ふたりが出てきたから消しただろ?」
「隆史くん、見たいの?」
麗花が淡々とした口調で隆史に質問した。
「ちょっと見たい」
「ちょっと?」
麗花が目を細めて笑顔はなく聞き返した。
「気になる内容だったから」
「瑠々ちゃん、隆史くんが見たいって正直に言ったから、3人で見てみない?」
隆史が見ていたのは、アダルトアニメだった。
予告編の途中で隆史はこそっとテレビの電源を落としたが、3人が並んでベッドで寝そべって、黙って映画でも見るような雰囲気のなか、本編がちょうど始まった。


高校生の小泉和也は、夕方、帰宅のために改札を通り駅のホームにむかう。
駅の階段で、前を歩く歳上の若い女性のスタイル抜群の後ろ姿に目を奪われる。
ホームで電車を待っていると、和也の背後に階段で和也が見とれた女性が立って囁く。
「私のこと見てましたね?」
黒いワンピースを着た黒髪のロングヘアーの美女は振り返った和也に「ふふふ、その欲望を叶えてさしあげましょう。これをお使いになって」と自分のペンダントを外して手渡す。
「意中の相手に飾りの宝石を見せれば、体はすぐにあなたの言いなりになります。1時間だけですか、その間はお好きなように。ただし、必ず意中の相手にあなたの精液を相手に与えること。そうしなければ、あなたの命を宝石は奪います。これは契約ですよ。では、小泉和也さん、ごきげんよう」
ペンダントを手渡した美女は階段を上り立ち去る。
「待って、何で俺の名前を……あれ?」
和也はあわてて追いかけたが、もう階段にその謎の美女の姿はなかった。
タイトル「催眠ーー契約のペンダント」。
小泉和也の隣の家には、加藤瑞穂(かとうみずほ)というひとつ歳下の名門女子高に通う幼なじみの少女と、その母親の加藤桜(かとうさくら)がふたりで住んでいる。瑞穂の父親は海外転勤で、ふたりを日本に残し家を空けている。
「あら、和也くん。ちょうどよかった、今晩、うちでビーフシチューを作ったんだけど、作りすぎちゃったから、食べてくれる?」
「いつもすいません。いただきます」
「あとで瑞穂に持って行かせますね」
和也は二年前に両親を交通事故で亡くして、一人暮らしをしている。持ち家とまとまった金額の貯金が和也に残された。
夜、玄関のチャイムが鳴り、加藤瑞穂が訪問する。
(こんな彼女がいたら、さみしくないんだけどな)
和也の通う高校と瑞穂の通う名門女子高とでは、釣り合いが取れないと思い、子供のころと同じように「お兄ちゃん」と和也を呼ぶ瑞穂には、和也に対して恋愛感情はないようだと思っている。
「あっ、お兄ちゃん、また洗濯物ためて!」
瑞穂は和也の洗濯物を洗濯機に入れたあと、ビーフシチューを皿に入れて用意する。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す