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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 42

愛人契約を結んですっぽかされた客たちはこりずに〈パンドラ〉のホステスや他の店のホステスに「愛人として毎月決まった金額を払うから一年間契約してくれないか」と口説いているようだ。
そのほうが高級クラブに通い、プレゼントなどをホステスたちに貢いだり、旅行に連れて行くも安上がりだとわかっている。
仕事で、金銭がからんだ男女の肉体関係を嫌なほど見ている本田綾は、客とつきあう気にはなれず、かといって、プライベートではインドア派なので出会いがない。
(私の趣味をわかってもらえる人なんていないって、あきらめてたんだけどなぁ)
本田綾が店の売り上げを計算し、マンションの部屋に帰宅してシャワーを浴びながら、ため息をついた。
ジェラートピケのモコモコなルームウェアを着て、ベッドでごろごろしながら、本田綾はゲームの雑談板をのぞくと昨夜のオフ会パーティーの話題の書き込みがたくさんあった。しかし、そのなかにTAKAこと檜垣隆史の書き込みはなかった。
(また会ってゲームとかアニメの話がしたいな。別に友達になっても、理紗子さんから奪ったとか思われないよね)
本田綾はそのあと一時間ほどゲームでイベントで獲得した女忍者「楓」のレベル上げをした。
本田綾が午前中に眠気がくるまでのんびりゲームをしているころ、隆史たちはホテルからタクシーで約133kmの距離を約3時間43分乗車して、青木ヶ原樹海まで移動中だった。
「途中で寄り道したいところあるか?」
「ううん、私はトイレ休憩だけでいいです」
「パーティーの前に買い物も済ませましたし」
玲香と奏は後部座席から助手席の隆史に答えた。
買い物した荷物は隆史の別荘へ専門で運ぶ業者がいるので自分たちで運ぶ必要はない。
スタンガンで気絶させられた玲香を拉致して、段ボールにつめたあと「ラフドール」という品書きの伝票をつけた運送業者だ。
東京方面からは河口湖のインターを出て鳴沢村方面に向かう。静岡方面からは富士宮市から、富士吉田市方面に向かう。どちらも139号線を走っていると「青木ヶ原樹海」という看板が出てきて、気づけばすでに樹海の中。
青木ヶ原樹海は富士山の北西側の場所にあり、面積はちょうど山手線に囲まれたくらい、東京ドーム約60個分。
隆史の別荘は観光用の遊歩道から離れている位置なので、日が暮れてから樹海に到着してしまうと、隆史でも迷子になりかねない。
隆史は樹海の樹木や草などを目印として把握しているので日が暮れて真っ暗になってしまわなければ、ちゃんと別荘に到着できる。
運送業者、元ヤクザの隆史に雇われている人たちは、樹海に人を埋めていたときの隆史とは別の特別ルートを把握している。簡単に埋めた人間が観光客に見つかったり、うまく土の中から抜け出せても、樹海から逃げ出せない位置まで樹海に踏み込んでいる。
だから、隆史の別荘まで荷物を届けることができる。

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