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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 409

琉は「俺」と言っているので、男性だと思われているが、女性である。黒髪のベリーショートで、褐色の肌の胸のふくらみもかなり薄い。
西澤久美子への依頼は27件入っていて、酷いいじめを久美子から受けた女性、西澤裕と結婚前につきあっていた男性、結婚後に西澤久美子は同じスポーツクラブに通っていた男性と関係を持ったが、それを知ってしまった妻……かなり恨まれていた。
西澤久美子本人とは関係なく西澤裕への恨みから、西澤裕の妻をレイプしてくれという依頼もある。
1件60万依頼を受けた。1620万円が琉の海外の口座に振り込みされている。
そこから、デブの脇田、渡辺、松崎誠治にそれぞれ3万が支払われている。
西澤久美子には前金で50万、作品が売り出されたら残り100万と偽物の契約書を作り渡した。
ターゲットの西澤久美子を堕とすために、60万円もかからなかった。
天満教の北川天が、この工場で〈天使の涙〉を作らせていた。薬物を作っていたフランス人の男は、天満教の信者ではなかった。
このフランス人の男性は、琉とパリで知り合い、関係を持っていた。
「君は体は女の子の子だけど、心は男の子だ」とフランス人のアルベールは琉のアナルを犯したあと、愛しそうに背中を撫でて言っていた。
アルベールから、琉はこの工場や土地の権利をを譲り受けた。アルベールはある夜いきなり「天使が迎えに来た」と琉に告げて失踪した。
琉はストックされていた〈天使の涙〉の材料である原液を使って「馬鹿女」や「チンカス野郎」を陥れて金を巻き上げることにした。
琉はもう自分には恋人は見つからないだろうとあきらめていた。
ーーー檜垣隆史と出会うまでは。

月虹学園に隆史が麗花を連れて訪れた。
学園長の神宮寺桃子は、隆史の突然の来訪に驚いたがなつかしさに胸がいっぱいになった。
桃子は、お好み焼き〈かぐや〉の「ばあちゃん」が引き取って養女にした子供である。
「ばあちゃん」こと神宮寺香久夜から「隆史ぼっちゃん」の話を聞かされて育ち、隆史に遊んでもらったこともある。
まだ若い女性だが、学園長として学園の教師たちをまとめている。
麗花に「誰とでも俺はセックスしてるわけじゃないからね」と神宮寺桃子について、隆史はタクシーの中で話していた。
月虹学園に通う女生徒の中に、島袋琉がいた。
島袋琉は月虹学園の高等部の三年生である。
麗花と一緒にぶらぶらと学園の中を歩いてから、食堂のすみの席で焼きそばパンを食べている隆史に近づいた島袋琉は「あんた、誰か知らないけど、悪いけど、そこ俺の指定席だから、別のところに座ってくれない?」と話しかけた。
「やだね。ここはもともと俺の指定席だから」
まだ昼休み前で、食堂には隆史と麗花と琉の3人しか利用者はいない。
「は? あんた、人の話をちゃんと聞いてないのかよ、いいからどけよ、おっさん」
「あー、おっさんはここの卒業生なんだよ。で、ここは俺の指定席だったから座らせてもらってる。食べ終わったらどいてやるから、待ってくれ」
「ちっ、しょうがないな、あと5分だけだからな」
麗花は、隆史と琉の様子を微笑しておもしろそうにながめていた。
(隆史くん、大人げないわね。ふふ、おっさんなんて言われたことないのね、ちょっととまどってる)

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