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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 400

隆史は探偵事務所には来るが、恵美の部屋に来るのは初めてだった。
隆史は夜、ホテルか、他の愛人のところに泊まる。
昼間にふらりとやって来て、隆史が恵美とセックスするのは、いつも探偵事務所だった。
別に散らかし放題にしているわけではないが、隆史が急に泊まりに来ると思っていなかったので、少し恵美はそわそわしていた。
恵美の部屋は1LDKで、ベッドもセミダブル。
セミダブルベッドは幅120cm・長さ195cmで、シングルベッドより大きく、ダブルベッドより小さいサイズで、二人で使うには狭い感じもする。
「俺もそうだけど、恵美はあまり料理とかしない感じ?」
「ええ、料理はしません」
キッチンにフライパンはあるが、調理用の道具はほとんどない。隆史がなにげなく部屋の中を見渡している。
恋人にプライベートの私室を見られるのが、思っていたよりも恥ずかしい。
「隣が寝室?」
「そうです。トイレの扉はあれで、お風呂場はこっちの扉です」
リビングの右側にトイレ、左側に洗濯機を置いた脱衣場と浴室がある。奥が寝室の扉になっている。
基本的に下の階の事務所とちがい、恵美は私室に人を入れると考えていなかった。
(旅行前に急いで部屋の掃除や整理整頓を済ましておいて良かった。隆史さんが泊まりに来るなんて、うれしいけど、想定外だったわ)
リビングには、恵美が食事をしたり、飲み物を飲みながら考えごとをするテーブルとイスがある。
隆史をイスに座らせる。
「このテーブルと椅子、とてもかわいいな」
天板は丸型の木製で一本脚のカフェ風のテーブル。イスもそれに合わせアルネ・ヤコブセンのセブンチェア。イスが二脚あるのはカフェテーブルとのセット販売だったからで、客用に用意したわけではなかった。
普通の四本脚の長方形のテーブルよりもスペースを取られず、イスも座りやすくて、お気に入りな家具である。
隆史がそれを「とてもかわいいな」と言ったので恵美がセンスをほめられた感じがして、かなりうれしかった。
「このテーブルと椅子にあわせてキッチンとリビングは壁紙を張り替えしてみると、もっと雰囲気が出るかも。今は100均とかでシールみたいに貼れる壁紙もあるし、今度、ふたりでやってみる?」
隆史はそう言って、いろんな壁紙があるとスマートフォンでネット検索して画像を見せてくれた。
「いろんな種類を貼るんじじゃなくて、色が明るい感じのを選べば良さそうだね」
恵美は隆史の提案を聞いて、とても楽しそうだと思った。
「このコンクリート柄のリメイクシートとかいいですね。キッチンの壁とかに合いそうです」

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