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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 40

本田綾は、島田理紗子から結局ドレスやアクセサリーを貸りずに自前のもので間に合わせることにした。出かける本田綾のボッテガ・ヴェネタのブラックドレスを見て、島田理紗子は、店のホステスたちを見習わせたくなる上品さと自分に似合うものを撰ぶセンスがよい娘だと、惚れ惚れした。
隆史はスティーブ‐ジョブスのコスプレのような服装でオフ会に参加した。黒のタートルネックと、ジーンズはリーバイス501。スニーカーは、ニューバランス992モデル。普段着とあまりかわらない。
スーツ姿のゲーム会社の社員たちと普段着に近いゲームプレイヤーたち。
本田綾は「Ayaです」とハンドルネームで挨拶し、他のプレイヤーたちも挨拶を交わしたあと、会場の豪華さに驚きながらも、それぞれキャラクターの好みやスキル、ゲーム攻略などの話を始めると打ち解けはじめた。
隆史はスタッフルームで、玲香と奏のコスプレ姿を見て、よしよしとうなづいていた。
ホテルの司会から「これより戦国ロワイヤルのオフ会を開催いたします」と挨拶のあと、壇上ではゲームの主題歌を声優女性歌手が登場して熱唱。
(オフ会というかコンサート?)
とプレイヤーたちは動揺しつつも楽しんだ。
ゲーム会社の製作者代表からプレイヤーたちに感謝をのべる挨拶や、ビンゴ大会でゲーム製作時の初期設定資料や声優のサインなどが配布され、コスプレした玲香と奏が景品を手渡した。
ゲームキャラクターのコスプレは、美少女と美女でかなり注目されていた。
「芸能人じゃないの」「新人のアイドルとか?」
プレイヤーたちが立食のバイキング形式だが、一流ホテルの料理やスイーツを食べながら囁きあう。
本田綾も、うっとりと玲香と奏をながめていた。
(すごいそっくり、うちのお店に連れて帰りたいわ)
「では、今回のイベントで1位プレイヤーのTAKAさんに、みなさん拍手を!」
本田綾が壇上に現れた隆史の姿を見て、グラスを落としそうなほど驚いた。
「このあとは、パーティー終了の時間まで御歓談をお楽しみ下さい」
ホテルの司会がそう告げると、隆史とコスプレをした玲香と奏の三人も壇上から離れ、他のプレイヤーたちに注目されながらも、ホテルの料理を楽しんだ。
玲香と奏のためにホテルのスイートルームを隆史が予約してあるので、二人はパーティーの最後まで会場に残らず、部屋で休むことにした。
「おつかれさま、二人ともあとはゆっくり部屋で休んでくれ」
二人が会場から抜け出すと、隆史は他のプレイヤーたちと雑談を始めた。
「あの、あなたがTAKAさんですか、私、Ayaです」
「ああ、聖騎士ジャンヌがリーダーの、あれはいいキャラクターですよね」
「陰陽師安倍晴明も、強くてかっこいいですよ」
隆史は、本田綾だと気がついていないふりをした。
本田綾もオフ会に参加したのは、1位プレイヤーねTAKAにイベント中に何度も救援してもらったことを感謝しているのを伝えるためだったので「イベント、ありがとうございました」と頭を下げた。
本田綾は隆史と歓談の時間のあいだ、ずっとゲームとアニメの話をしていた。
(すごく趣味が合って話しやすい。来て良かった)
隆史が書斎にこもっている時間の半分は、趣味の時間だ。毎回こもって、秘伝の猛毒を服用しているわけではない。

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