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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 390

「………んぅう、んっ、ん~~~~~っ!!」
隆史の息づかいが荒くなり、射精の瞬間が近づいているのを麗花は感じる。そして、隆史の先走りが麗花を隆史より先に快感の奔流へ導く。麗花の頭の中が快感に真っ白になる。
「……麗花っ……はぁ、はぁ、はぁ……」
隆史は射精が始まる直前に、膣内射精をしたら危険だと思い、必死に麗花の性器から勃起したモノを抜き出していた。
麗花の絶頂で小刻みにふるえて、大きく上下している小ぶりな美乳のあたりにも、隆史の白濁した熱い精液が飛び散った。
精液まみれになったまま、麗花は隆史が膣外に射精したことにすぐには気がつかなかった。
しばらくして隆史が身を起こして、ベッドの枕元に置かれたティッシュペーパーで、麗花にぶっかけてしまった精液を拭き取っているのに、麗花が気がついた。
「あ……隆史くん、中に出さなかったのね」
麗花が隆史に話しかけると、隆史が照れくさそうな顔で笑った。麗花は隆史が麗花の中で射精したと思い込んでいた。
麗花はまだ快感の余韻の残る頭で考えている。
(私、生まれて初めてセックスしたのに、隆史くんとセックスするのは初めてじゃない気がした。なんでだろう?)
「好きな女の子とセックスするって、こんなに気持ちがいいんだな」
隆史が麗花の性器からこぼれた血や、体に飛び散った精液を拭き取ったティッシュペーパーをゴミ箱に入れながら、麗花に言った。
(そのまま、中に出してほしかったな)
麗花はそう考えて、不思議に思って首をかしげていたが、隆史が瑠々と麗花のあいだで、寝そべり目を閉じたのを見て、もう考えるのを止めて、麗花も眠った。
三人は昼食を食べていなかったので、隆史の提案で夕食は「ばあちゃんの店」こと、隆史がなじみのお好み焼き屋に行くことにした。
裏稼業の厄介事がけりがついたので、お好み焼き屋の「ばあちゃん」は笑顔で隆史たちを出迎えた。
「おやおや、隆史ぼっちゃん、またかわいらしいお嬢さんをお連れですね」
お好み焼き屋〈かぐや〉は土曜日の夕食どきで、隆史たち以外にも客がかなり入っていて、順番待ちとなっていた。
カウンター席が5席、テーブル席は4人がけで3つほどの小さな店である。
テーブル席には鉄板がついていて、客が自分でお好み焼きやもんじゃ焼きなどを焼くことができる。
家族づれや、二人連れのお客様でテーブル席は満席。カウンター席は、お一人様で来店のお客様か、ビールで一杯の依頼人のお客用である。
平日は「ばあちゃん」が一人で店をやっているが、土日は忙しくアルバイト店員の女性2名働いている。
「おばちゃん」はアパートの大家で、アパートから電車で店に通っている。「ばあちゃん」は裏稼業で売春の斡旋をしており、働く風俗嬢たちをアパートで飼っている。
風俗嬢たちは「ばあちゃん」に蜜を集める蜜蜂のように、いろいろな情報を集めてくる。
隆史たち三人は特別扱いで、待つことなく裏口から店の二階にある座敷に案内してもらった。
隆史たちが注文すると、飲み物や、厨房で焼いたお好み焼きを「ばあちゃん」が大皿にのせて運んできてくれる。
「ばあちゃんのだし巻き玉子は最高だね」
お好み焼き屋のメニュー表にはのせていないが「ばあちゃん」こと、神宮寺香久夜のだし巻き玉子は、隆史の好物のひとつである。

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