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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 382

かすかに隣の寝室から、圧し殺そうとしているようだが、なまめかしいあえぎ声が聞こえてくる。
ドアの向こうの寝室で、麗花がオナニーに耽っているらしい。
「んっ……はぁ……はずかし……あぅっ……だめなのに……やだぁ、手が止まらないよぉ……あふっ、あぁっ……はぁはぁ……んんっ……」
隆史が瑠々を困って見つめると、瑠々が顔を近づけてきて、目を閉じて唇を重ねてきた。
「ん……」
チュッと唇を軽くふれるだけのキス。
照れながらも、うれしそうにほほえむ瑠々。
隆史はその肩越しに、テーブルの上に置いたままの薬液の入った小瓶を見た。
(もしかして、俺、媚薬を作ってしまったのか?)
そう考えると、おとなしい瑠々がひざまくらやキスをしてきたり、隙をみせない落ち着いた雰囲気の麗花が隣の部屋の二人が眠っているとしても、オナニーに耽ってしまったのも納得できる。
瑠々は小瓶の半分ほどの薬液を水と一緒に少しずつ飲んだ。
麗花はキャップ8杯ほどの少量だが、紅茶と一緒に飲んだ。
別名1,3,7-トリメチルキサンチン。
化学式はC8H10N402。
カフェインは、アルカロイドという毒性物質の一種で、もともとは植物が昆虫や動物の食害を防ぐための忌避物質であると考えられている。
このカフェインの化学構造は、ニコチンやモルヒネとよく似ていて、同じように神経を興奮させる作用がある。
弱いとはいえ脳神経に作用する成分である。
のちに隆史は、さらに工夫をくわえて媚薬を完成させることになる。
(隆史くん、もしかして、キスしたから怒った?)
瑠々がそう思って隆史を見つめていると「そうだったのか…………とすると…………なるほど」とつぶやいて瑠々の顔を見つめて、にんまりと笑った。
隆史は古文書に残されていた檜垣家の媚薬を作ってはみたが、効果が弱く苦味があり、使えたものではないと思っていた。
檜垣家の当主の体には毒性にきわめて強い耐性がある他に、精液には女性にきわめて強い快感を与えるという秘密がある。
隆史はこの解毒薬が、隆史の考えている理想の媚薬としての効果が期待できることに、瑠々と麗花の様子からすぐに気づいた。
(二人にもう少しこの解毒薬を飲ませれば、欲情して感度が上がるから、俺の精液のショックで自我崩壊しないぞ)
「はわわわ……隆史くん?」
「はははっ、やったぞ、瑠々!」
隆史が思わず声を上げて、瑠々を抱きしめた。
「麗花、すごいぞ!」
興奮して隆史が寝室に飛び込んできた。
麗花は下着姿で仰向けに寝そべった状態でパンティの下に手を入れて、クリトリスをいじっていた。
「……あ、しまった」
「きゃあああっ!!」
隆史が大慌てで寝室から逃げ出し、ドアを閉めるとその直後、麗花が何か投げつけたらしく、ドアの内側に何かが当たる音がした。
麗花の発情と興奮と隆史に見られた動揺が少しおさまるように、隆史は瑠々に麗花に冷蔵庫の中の冷たい水とコップを持って寝室に入ってもらった。
隆史が待つこと約20分経過。
隆史は立っている瑠々と麗花の前で正座させられていた。
「あのね、私たちは隆史くんのことを信用してるから、作ったお薬を飲んだのに、こんなことになるなんて、信じられない。あり得ないからっ。それに何よ、セックスしないのは、体のせいなんて、私はてっきり、ちゃんと好きな人とだけしたい男の人なのかと思って、立派だわって感動したのに、どうしてくれるのよ、私の感動した気持ちはどうしてくれるの、まったく!」
「いや、ちゃんと好きな人としたいっていう気持ちはだな……」

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