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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 375

「二十歳になったら責任を取って僕のお嫁さんにしてあげてもいいけど、その前に妊娠したら、ちゃんと堕ろしてね」
性器から精液か血がどろっとしたものが出てきた感触に、犯されて汚されたと瑠々は感じた。
「もうローションいらないや」
鼻をつまんで息苦しさに口を開けるとしゃぶらされ吐き出すと、また上に乗っかってきて、まだ痛みがある性器に強引に………。
「もう、話さなくていい」
また泣き始めた瑠々を麗花は抱きしめ、何度も瑠々の頭を撫で続けた。
そんなことがあったのに、翌日、親を心配させないように学校に来て、でもつらくて、麗花にもつらすぎて話せず、一人でつらい体験を抱えて、青ざめていた瑠々。
お好み焼き屋の「ばあちゃん」が声をかけて集めた4人のヤクザ者のまとめ役の男のスマートフォンに着信があり、隆史に「馬鹿野郎を確保しました」と報告された。
隆史はとりあえず、池内和雄が手元に所持している「粗悪品」を回収して、お好み焼き屋に届けてほしいと伝えた。解毒薬を作る素材にする、と。
池内和雄が女性を連れ込むために使っている「やり部屋」を池内和雄から薬物を使われた女子大生から聞き出した、お好み焼き屋に飼われている「お姉さん」たちは隆史の解毒薬試作品で解毒されたので、女子大生に会いに行って自分たちも被害者だと説得して「やり部屋」を「ばあちゃん」に電話をかけて報告。
「ばあちゃん」は隆史と仲の良い素人の女子高生がやられたのが、はらわたが煮えくり返るほど怒りのツボだったらしく、隆史に頼まれたヤクザの仲間を別動隊として、自腹で雇って池内和雄を確保したのだった。
まだまだヤクザが元気に活躍中で縄張り荒らしを捕まえたという隆史の連絡で、池内和雄は「ばあちゃん」から「今回の件で、雇ったヤクザの費用はそちらもち」という条件で引き渡され、失踪した。
中之内製薬専務の池内真喜雄に「おたくの馬鹿ガキはあずかってるけど、どうするよ?」と脅しをかけたのは早朝から隆史と同行していた、巣をつつかれたスズメバチ並みにご機嫌ななめの武闘派のみなさんだった。
ヤクザのみなさんは、檜垣家には戦後に焼け野原になった頃からの恩義があるので、どの組だろうか会系だろうが、檜垣家の当主のためには、一致団結する。それができなくなって統率を失ってから、急激に衰退した。
驚いた池内真喜雄は午後1時過ぎに自分の金だけでも解約してなんとか持ち逃げしようとした時には、すでに麗花と瑠々の目の前で、東京わかば銀行本店に隆史が連絡して、池内真喜雄の口座を凍結していたので、金が引き出せなかった。
ヤクザと取引するために金が必要、自分の命を買うために。池内真喜雄の仲間だと思っていた連中は、池内真喜雄がドジを踏んだと聞きつけ、夕方には関係を絶った。
警察は動かなかった。被害届を誰も出していないからである。
なぜ、山崎瑠々が池内和雄に対して被害届を出さなかったのか。
瑠々の父親は支店長を解任されたりはしなかった。瑠々の父親の山崎仁は、檜垣家の当主の隆史にどうやら関係がある人物のようだと本店は判断した。隆史が「池内真喜雄がどんな方法で作った金かは、山崎仁は知らない」とだけ口添えしたからである。
運転手の森口は池内和雄の手伝いをした報酬がまだ振り込みされていないと苛立ち、池内和雄の「やり部屋」を訪問したが、血痕が残る痛ましい現場に足を踏み入れた。
金目の物ぐらいあるだろうと室内を探し3万円の現金を手に入れたのだが、後日、ご近所の主婦から車のナンバーや特徴などを通報され、強盗として逮捕されることになった。白手袋に血がつくと思い、素手で部屋をさわったので、現場から採取された指紋と、森口の指紋が一致した。
山崎家から車で「お嬢様を迎えに行ってきます」と月曜日に逃走して金曜日に逮捕された森口は、なぜ「やり部屋」に行ったのか一生懸命に自供したが、山崎瑠々が聞き込みに来た警部補に知らないと否定したので、虚偽の供述をしたと判断された。

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