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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 360

「ふふっ、今、隆史くん、ちょっと気持ち良かったんでしょう。びくってなったの密着してるからわかるよ」
麗花は隆史のシャツの中に手を入れて、脇腹や乳首を撫でまわしている。
「ご主人様ぁ、もっと気持ちいいこと、してほしいですか?」
昼間にメイド喫茶ごっこをした時の甘えた口調と声で隆史に麗花が話しかける。
「しなくていいって言ったら、怒って帰る?」
「ひとりじゃ、帰れないもの。隆史くん、夜の森の迷路みたいな小道とか、樹海とか、どうして迷子にならないの?」
「俺から言わせれば、街の中とか、空港とか麗花はなんで人だらけのところで迷わず、すたすた歩けるんだ?」
「建物の構造とか考えれば通路の配置とか想像できるし、街の中だって駅とか中心がわかれば、そこからどうやって道路が作られてるかとかを思い浮かべれば、だいたいの自分の位置とかわかるでしょう?」
「いや、さっぱりわからなくなるよ。森とかは草木があるから、ずいぶん枝がのびて育ってるけど10年前に見かけた木とかわかるし、人が無理に伐採とかいじらなければ、ちゃんと教えてくれるから」
「教えてくれる?」
「話したりするわけじゃないけどね」
「日本の東京も不思議な都市ね。真ん中に皇居と森があって、ぽっかり穴が空いているみたいで」
「麗花からみれば、京都とかもおもしろいかもな。道路とか碁盤みたいに作られてるから」
あと隆史は麗花に、東京にある平将門ゆかりの神社と首塚を線で結ぶと北斗七星のかたちになることなども話して聞かせた。
「風水は中国が本家だろうけどね」
北斗七星の信仰はインド発祥で、インドの教典に北斗七星の形を使用した魔除けの儀式について書かれていること、刀剣には北斗七星が刻まれていたり、陰陽師が宮中で北斗七星を祀っていたことなども隆史は話した。
麗花は隆史の話を聞きながら、この人にはどれだけの顔があるのかと思う。
寝そべりながら、天窓から夜空の星が見えている。日本には地上にも星のように神を祀る社があると、まるで古代中国の方士や道士があらわれて、麗花に語っているような気分になる。
「日本は戦争するかしら?」
占い師にたずねるように、隆史に聞いてみた。
「戦争は、勝つか負けるか、攻めるか攻められるかだから、戦争をやりたい国はほとんどないんじゃないかな。戦争をやらされる国、追い込まれる国があって、その我慢くらべみたいなかけひきに負けた国が戦争を始める。優位に立ちたい国は、ある程度まで様子をうかがっていて、国連か自国からかはわからないけれど、他の国にも呼びかけて介入を始めると思う。日本は介入に資金援助か人員を派遣するかはわからないけれど、介入に協力するように要請される感じなんじゃないかな。日本が大規模に呼びかけて中心となって介入はしないし、介入できる国力はないと思うんだ」
軍事力ではなく、隆史は国力と言った。
軍事力でいえば、世界で5位の軍事力が日本にはある。
1位はアメリカ。
2位はロシア。
3位は中国。
4位はインド。
5位は日本
となっている。
ロシアが侵攻するウクライナの隣接国は、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバ。
NATO(北大西洋条約機構)
=アメリカとヨーロッパ。
ワルシャワ条約機構
=ソビエト連邦共和国(現ロシア)
ソビエト連邦共和国と、アメリカとヨーロッパの対立構造は、第二次世界対戦後からずっと続いてきた。

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